7200億円

 昨日の夕刊に7200億円の文字が踊りました。ご存じ駐沖縄米軍海兵隊の一部をグァムに移転する費用の内、日本が負担することで折り合いがついた金額です。
 為替レートで金額は異なりますが、米の見積もり金額102億7000万ドルの59%を日本が負担、その内48%ほどは貸付の体裁とのことですが、返金される補償はないとのこと。(相手を自殺に追い込む厳しい取り立ても犯罪ですが、催促のない貸付もこれまた犯罪じゃなかったでしょうか。)日米のコメントの違いも気になります。日本は沖縄の負担軽減とうたっていますが、米側はアジア地域での抑止力の強化への日本の援助としています。
 つい最近の胡錦濤中国国家主席とブッシュ大統領との会談と対比してみると、弱腰ぶりが際だちます。国防上傘をきせてもらっている借りのある体制ではやむを得ないのかもしれません。これを機に憲法改正が論点に取り上げられるかもしれません。ひょっとすれば立党以来の自民党念願の一つの道筋かもしれません。
 両国とも議会の承認が必要とのことですので、もう一波乱二波乱あることでしょう。

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