AHK で GUI

 フリーソフト AutoHotkey(※1)はお使いでしょうか?
 キーボードでいろんなパソコン操作ができるようにする、今や私には欠かせないソフトです。ところがそんな私も先々月まで、機能の中にGUI(Graphical User Interface)があることを知りませんでした。それを使うと例えばランチャーもお手のものです。ボタンクリックでプログラムを起動するだけでなくそのプログラムで開くファイルまで指定できます。

^!n::
{
Gui, 1:Add, Button,W200 Gaopen,A ファイルを開く
Gui, 1:Add, Button,W200 X+10 Gbopen,B ファイルを開く
Gui, 1:Add, Button,W100 H30 x165 Y+10, Cancel
Gui, 1:Show,w430,のし紙
return
}
aopen:
Gui,1:Destroy
Run,C:\Program Files\起動するプログラム.exe “開くファイルのフルパス”
return

bopen:
Gui,1:Destroy
Run,C:\Program Files\起動するプログラム.exe “開くファイルのフルパス”
return
ButtonCancel:
Msgbox, Cancel!
Gui, Destroy
Return

^Q::ExitApp
GuiClose:
ExitApp
return

記載したファイルを○○.ahk で保存し起動しておくと、この例では Ctrl + Alt + n でランチャーが起動しボタンクリックでファイルを開くことができます。使い方はいろいろ可能ですが、私共では現在、ご注文をいただいた商品に付けるご指定のしが、サイズは元より肩書きが付いたりとか種々雑多ですので、それらを区別して印刷するファイルの呼び出しに使っています。
 便利な機能を見逃す手はありません。貴方も是非ご活用ください。

(※1) https://freesoft-100.com/review/autohotkey.html

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キーボード派の性格

 久々、私が使っているフリーソフトの紹介です。
 タブレットが全盛になりつつありますが、仕事がらみとなるとまだまだデスクトップが健在です。キーボードでテキストを打ち込むにも途中でマウス操作が必要になるのが嫌で、以前から書いているように AutoHotkey を使用してできるだけキーボードだけで操作ができるようにしています。
 ネットを閲覧していると、最近やたらにポップアップウィンドーが開くようになりました。ボタンにリンクが張ってあるものならば、Vimperator 系の拡張機能で、キーボードを使ってそのウィンドーを消すことができますが、そのボタンをクリックしないといけないとなると、どうしてもマウスに手を取られます。
 AutoHotkey にはカーソルの位置を指定してクリックするコマンドがありますので、ボタン位置さえ掴めばキーボードで操作ができます。カーソルの位置を掴むのに今までは XP時代からの古いソフト MPP Utility(※1)を使用していましたが、Windows10になって起動はするものの最近のモニターの高画素数には対応していません。
 そこで今は MousePosition(※2)を使用しています。MPP がカラーピッカーも兼用していたことに比べると不便にはなりましたが、やむを得ません。試行錯誤でカーソル位置を掴めば済む話ですが、まどろっこしいので、こんな所がキーボード派の性格かも知れません

(※1) https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se487144.html
(※2) https://sourceforge.net/projects/mouseposition/files/EXE_WINAPI/

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探偵ごっこ

 先日Windows10で使用しているメーラーを、SylpheedからThunderbirdに変更したことを紹介しました。画面のデザインを変更するにはuserChrome.cssの作成が必要ですが、id名やclass名が分かりませんので、先人のサンプルに頼らねばなりません。
 いろいろ探してみて、こちらのサイト(※1)のスタイルシートをそのままコピーして
C:\Users\*******\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\********.default-*******フォルダーにchromeフォルダーを作りそこにuserChrome.cssの名前でファイルを入れ、後は試行錯誤で数値を変更しては画面がどう変わるか試しています。
 フォントサイズはいくらか大きくなりましたが、まだ私には小さすぎます。メール本文のフォントサイズはThunderbirdの設定から変更できますが、その他のフォントサイズはこのスタイルシートで決まります。どれがどれに対応するのかいちいち確かめるのは面倒ですので、すべて10ptにし、font-familyも”メイリオ”に変更します。見やすくなりました。
 色はコピーしたままで良しとして、次はフォルダーリストやメールリストとメール本文との境界の処理に手をつけます。borderの色はそのままにして幅はどうかなと探ると、どうもwidthではなくmarginで指定のようです。
 
 メールの本筋とは全く関係はありませんが、なんか探偵ごっこをしているようで、もうしばらく楽しめそうです。

(※1) https://silvercircle.github.io/software/user-chrome-thunderbird/

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奮戦中

 以前から書いていますように、メールソフトは Sylpheed(※1を使っています。説明では Windows10 もサポートしているとありますが、私のPCではどうも挙動がおかしいのです。反応しなくなったり、受信後もサーバーに残す設定をしているにもかかわらず、時々サーバーから新規メールが削除されてしまいます。
 やむなく昔使っていた Thunderbird(※2)に変更しました。今それのセットアップに苦労をしています。
 ご注文メールなどの返信には定型文が多いですが、Sylpheed は良くできていて AutoHotKey と組み合わせ、簡単なスクリプトで設定キーを打つだけで返信メール文章ができあがったのですが、Thunderbird では一手間二手間が必要です。又、インストールしたままでは私にはフォントサイズが小さ過ぎます。メール本文のフォントサイズは設定で変えられるのですが、フォルダーやスレッド部分、ツール部分への設定はありません。Mozilla のやり方なのでしょうか、Firefox でもそうですが、userChrome.css ファイルを新たに作り所定フォルダーに入れるようです。
 net情報を頼りにやってみるのですが、現状思うようにいきません。もしかすると最新バージョンの Thunderbird では、ID名やclass名が変わっているのかも知れません。奮戦中です。

(※1) https://sylpheed.sraoss.jp/ja/
(※2) https://www.thunderbird.net/ja/

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ChromeCacheView

 ブラウザにはシェアの高い google chrome を使っておられること前提のフリーソフトの紹介です。
 気になるサイトがあると、そのソースを見に行ったり、画像を取り込んだりすることがあるかと思います。しかし以外と手間です。
 chrome 始め全てのブラウザは、cache を記録します。次に同じサイトを開いたときサーバーからデータを取り込むよりも保存した cache からの方が速いからです。となれば、データを見たければ cache を見れば済む話、じゃないでしょうか。
 chrome の場合、C:\Users\…\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Profile フォルダーに cache が取り込まれているはずですが、そのフォルダーを見ても生の html ファイルや画像ファイルは現れません。そこで今回のソフト ChromeCacheView(※1)です。
 サイトの下の方に「Download ChromeCacheView」のリンクがあります。興味があればお試しください。

(※1) https://www.nirsoft.net/utils/chrome_cache_view.html

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効率アップ

 当店のサイトでも無料の会員登録をしていただいた方々には、ポイントの付与や発送履歴の提示などをしています。同一世帯の人への対応や、住所変更などへのきめ細かい対応のため、自動登録ではなく個別に手作業での対応となっており、データの修正はやむないとしても、サーバーとのやり取り作業回数が多く、なんとか省力化ができないか検討していました。
 サーバーにファイルを上げるのに使っている ftp ソフトは ffftp で、これには同期をとる機能があるのですが、個別のファイルのみではなくフォルダー全体となると無駄です。別のソフト、WinSCP ではスクリプトがあるとのことで試してみたのですが、私の技能ではうまく機能しません。やむなく昔取った杵柄、Perl を引っ張り出します。
 ありがたいことにネットには情報がたくさんあり(たとえばこちら(※1))、NET::FTP というプラグインで実に簡単にできるではありませんか。
というわけで作った(というか丸写しの) Perl プログラムは

use strict;
use warnings;
use Net::FTP;
my $host =’hostname or IPadress’;
my $user =’username’;
my $pw =’password’;
my $file1 =’Upfile1′;
my $file2 =’Upfile2′;
my $file3 =’Upfile3′;
my $path =’ServerFolder’;
my $ftp = Net::FTP->new($host, Debug => 1)
  or die “Could not connect to ‘$host’: $@”;
$ftp->login($user, $pw)
  or die sprintf “Could not login: %s”, $ftp->message;
$ftp->cwd($path)
  or die sprintf “Could not login: %s”, $ftp->message;
$ftp->binary;
$ftp->put($file1)
  or die die sprintf “Could not login: %s”, $ftp->message;
$ftp->put($file2)
  or die die sprintf “Could not login: %s”, $ftp->message;
$ftp->put($file3)
  or die die sprintf “Could not login: %s”, $ftp->message;
$ftp->quit;
です。
 これでサーバーとのやり取りも ftp プログラムを起動することも無く一発で完了です。
 これからの子供達は早くからプログラムに接しますので、私の様に無駄な時間を使うこともなく、効率もグンと上がることでしょう。

(※1) https://tutorial.perlzemi.com/blog/20091115124667.html

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無精は改善の基

 遂に Windows7 のサポートが終了しました。でも私は家庭の事情で Windows7 を使い続けます。ところがサポート切れの14日に問題が発生しました。あるソフトを起動するのに、事前にネット接続を切っておく必要があるのに気付いたのです。
 ある程度頻繁に使うソフトですから、一々コントロールパネルや、ショートカットアイコンをクリックして回線の切断・接続をするのは面倒です。ノートパソコンだとon/offのスイッチがあったりしますが、デスクトップパソコンにはありません。何か楽な方法は無いかと探し見つけたのがこちら(※1)のサイトです。
記事に基づき
 @echo off
 netsh wlan disconnect
 exit
を off.bat とし
 @echo off
 netsh wlan connect name=”Buffalo-G-DBC8″
 exit
を on.bat としてバッチファイルを作ります。AoutHotKey を使ってそのソフトを使う前に off.bat を起動し、使い終わったら on.bat をキーボードでちょこっと操作すれば済みます。
 「なんだ又々コマンドプロンプトの話か」と呆れかえられるかもしれませんが、「無精は改善の基」、「使えるものは何でも使え」です。
(※1) https://qiita.com/mindwood/items/22e0895473578c4e0c7e

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コマンドプロンプト

 又コマンドプロンプトの話か、といやがられるかも知れませんが、私の経験では少しかじるだけで便利さが実感できますので、くどいようですが書きます。現状で私の場合、「フォルダー内で30日以前作成のファイルを削除」 「2019年12月1日以後に作成・更新ファイルを別フォルダーに書き出し」 「mozjpeg の cjpeg を使っての画像ファイル容量の圧縮」などに使用しています。
 コマンドプロンプトの起動は、Win+r 、cmd が手っ取り早いですが、やりたい事柄に対してはそのフォルダーで無ければならず、一々 cd でフォルダー移動をするのは面倒です。そのフォルダーでコマンドプロンプトが立ち上げられれば便利で、私の知る方法は次の三つです。
1) Explorer で所定フォルダーに進み、上部ツリー表示欄をクリックして cmd 。 --2画面ファイラーなど他のファイラーでは使用できません。
2) 所定フォルダーで右クリックメニューに “コマンドプロンプトを開く” を追加する。
ーーレジストリへの項目追加が必要で、win+r、regedit、HKEY_CLASSES_ROOT/Directry/shell に進み、新規キーを追加、名前を例えば「cmd」値を例えば「コマンドプロンプトで開く(&V)」、更にその下に新規キーを追加、名前を必ず「command」値を「cmd.exe /s /k pushed “%v”」
3)ショートカットを作成する。
ーーC:/Windows/System32 にある cmd.exe を右クリックして、「ショートカットを作成」、できたショートカットを右クリックして、「プロパティ」、「作業フォルダー」を所定のフォルダーに変更する。

三項目目の、名前と作業フォルダー名を変えたショートカットキーを必要分作り所定フォルダーに移してダブルクリック、が安全で汎用性も有り良さそうです。
 コマンドプロンプトはWindowsに標準装備で、他のソフトを入れてメモリーを消費することも無く、しかも情報はネットに溢れていて大助かりです。ぜひ活用しようではありませんか。

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サムネイル表示

 お正月休みにネットを見ていて、有りがたいフリーソフトに出会いました。SageThumbs(※1)です。そのものが機能するソフトではなく、ブラウザの拡張機能の様にエクスプローラーなどのファイラーにサムネイル機能を持たせるものです。
 ファイラーで画像ファイルを見つけようとするとき、サムネイル表示は実に便利です。ですが全ての画像ファイルをサムネイル表示してくれるわけではありませんでした。私が使う Photoshop の .psd や RAW イメージの .cr2 などは表示してくれません。それらを補ってくれるのがこのソフトです。
 ダウンロードして起動すればファイラーに機能が追加され、その後は何もすることはありません。Windows 標準のファイラーのエクスプローラーはもとより、私が愛用するファイラー あふ でも機能します。今までどうだったか分かりませんが、.ico ファイルもサムネイル表示をしてくれます。
 一度お試しください。

(※1) https://www.cherubicsoft.com/en/projects/sagethumbs

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StrokesPlus

 暖冬とは言え寒い季節には間違いがありません。暑さ寒さに弱い私のこの時期のテーマは、毎年足温器と手温器です。
 デスクワークで足を温めることは誰もがおやりでしょうが、私には手を温めることも必要で、よくある足温器をそのまま卓上に置き、手を温めながらPCの操作です。
 通常はほとんどの操作をキーボードで行っていますが、今は手と共に手温器の中に入れたマウスが主役です。必然的にマウスジェスチャーソフトの出番です。使うのは StrokesPlus(※1)です。
 キーボードの操作も必要ですから、スクリーンキーボードの akinoboard(※2)を以前は使っていましたが、ちょっとまどろっこしいので、今はその間は手温器からやむなく手を出してキーボードを叩いています。
 StrokesPlus は良くできたソフトで、このソフトに出会ってから他のマウスジェスチャーソフトを探すことはしていません。対象ソフト毎に操作を設定できますから、ストロークの種類も少なくて済みますし、スクリプトも用意されています。まだお使いで無いならばぜひ今お使いのものと比較してみてください。
 お使いならば、Forum(※3)や、サンプルスクリプト(※4)も覗いてみてください。便利さが実感できます。

(※1) https://sites.google.com/site/strokesplusjp/strokesplusno-dao-ru
(※2) https://www.gigafree.net/utility/keyboard/akinoboard.html
(※3) https://www.strokesplus.com/forum/
(※4) https://sites.google.com/site/strokesplusjp/sample

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