三年古

 先月は新と古の話をしました。製造から一度梅雨を越した物、二度梅雨を越した物とくれば、三度梅雨を越せばどうよ とおっしゃる方もおられるでしょう。
 もちろんあります。業界ではこれを三年古(三年ひね)と呼びます。ところがこの呼び名に国からクレームが付き、今は公には「大古(おおひね)」と呼びます。
 「冬に製造し三回梅雨を越して夏に販売では、まだ三年経っていない」がクレームの内容です。通称なのにmmmですが、従うしかありません。

 量的に少ないので昨年9月半ばから永らく在庫切れで販売停止していましたが、この三月から販売を始めます。まだ梅雨を二回しか越していませんので、それこそ三年とは呼べませんが、梅雨明けにご賞味ください。お問い合わせが多いので、早めのオープンです。
 例年通り数に限りがありますので、販売終了の際にはご了解をお願いいたします。

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