キーボード派へのお誘い その13

 PCの操作でエディターと同じくらいよく使うのがファイラーでしょう。フォルダーからファイルを探し出し、編集したり起動したり、他のフォルダーに移したりコピーしたり、なにかとよく使います。
 Windowsには標準でexplorerが入っていますが、キーボードで操作するのには向いていません。そこで私が使っているのが、あふ(※1)です。やはり詳しくは解説サイトですが、vimに比べるとごくわずかしかありません。でも使っている内に目的のフォルダーやファイルに行き着く早さ、移動やコピーのやりやすさで、このファイラーを専用に使うようになります。
 フリーソフトですから、まずはインストールしてみてください。z キーを押すと各種設定画面が出てきます。まずは見た目から。フォントと表示色。私は目が悪いので黒っぽい背景です。フォントはメイリオと、0とO、lと1 を区別できるよう IPAゴシックを使っています。フォントサイズは起動時のサイズ、起動後も「Insert」キーで縮小、「Delete」キーで拡大ができます。
 後から使用キーの設定は変更できますが、当初のキー設定はダウンロードしたフォルダーにある AFXWKEY.TXT で見ることができます。
 最初に言っておかないといけないのが、このファイラーの欠点です。特殊フォルダーが表示できません。私は、お気に入りやライブラリーは使いませんが、ごみ箱は困りものです。ごみ箱から元に戻したりの操作ができません。それに対しての私の対策は、テキストエディターで次を打ち込み、gomi.bat と名付けて、C:\Windows フォルダーに入れます。
 @echo off
 start shell:RecycleBinFolder
 ごみ箱を表示する際には、Win+r で「ファイル名を指定して実行」を起動して gomi {Enter} でやむなくexplorerのご厄介になります。
 さてこのファイラー、まずは使ってみてください。いかにキーボードで手早く操作できるか、細かい私の設定は次回にさせていただきます。

(※1) http://www.h5.dion.ne.jp/~akt/akt_afxw.htm

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密かなあそび

 「easter egg」 という言葉はどなたもご存じでしょう。プログラムなどに隠された本来の目的とは別なユーモア的なメッセージなどです。昔は制作メンバーの名前が表示されるぐらいでしたが、今は多彩です。
 昨日も Firefox の Easter Eggs(※1)が紹介されていました。
 こんな隠された要素をどうやって見つけるのでしょう。たまたまでしょうか。なかには偶然ということもあるでしょうが、私の考えではやはり制作者が誰かに漏らしたのが伝わって、非公開が公開になってしまったと思います。
 密かに埋め込んだ機能も、制作者としては誰かに見てもらいたいとの気持ちが必ずあるでしょう。それが人の性でしょう。更新頻度の高いプログラムならば尚更。ピラミッドの秘密のようにはいきません。

(※1) http://www.makeuseof.com/tag/3-hidden-easter-eggs-in-firefox-that-you-might-have-missed/

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今朝の三輪山

 この冬一番の寒気の到来で、日本列島が凍り付いています。我が家でも外の水道管を破裂させまいとちょろちょろ水を出しておくと、朝にはつららになって凍っていました。


今朝の三輪山

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キーボード派へのお誘い その12

 キーボードで全て操作できるエディター vim(gvim)を自分の使い方に合わせ更に操作性を高めるのが、先人が作ってくれている plugin です。
 これまた多くのサイトで紹介されていますので、いろんなサイトを巡って自分に合うものを入れてください。プログラムを書くでもない私が重宝しているのは、以下の plugin です。

     

  • EasyMotion.vim(※1) 目的の文字へカーソル移動が素早く行えます。
  •  

  • migemo.vim Kaoriy版に入っていたかと思いますが、日本語検索もアルファベットでできます。
  •  

  • openbrowser.vim(※2) カーソル下のurlや、編集中のhtmlファイルをブラウザーで表示します。
  •  

  • simplenote.vim(※3) Webのメモサイト、simplenote への読み書きがブラウザーを開くことなくvimから行えます。但し文字コードは変換の必要があります。
  • snipMate.vim(※4) IME の単語登録に相当します。複数行はもちろんのこと、変換入力後のカーソル位置の指定、拡張子毎の指定ができます。
  • str2htmlentity.vim(※5) html記号を文字に変換およびその逆を行います。ブログでhtml表示を取り上げたりするのに便利です。
  • surround.vim(※6) 文章を囲んで記号を付けたり逆に取り除いたり、あらかじめ設定した文章で取り囲んだりができます。
  • textmanip.vim”(※7) 文章を選択して移動が行えます。

 plugin は便利で操作性が一層向上するのですが、vim(gvim) 起動時に全てを読み込みますので、私のように古いPCを利用している場合は起動が遅くなってしまいます。今のPCは高性能ですのでそんな配慮は要らないでしょうが、私のような方は、精査が必要です。

(※1) https://github.com/easymotion/vim-easymotion
(※2) https://github.com/tyru/open-browser.vim
(※3) https://github.com/mrtazz/simplenote.vim
(※4) https://github.com/msanders/snipmate.vim
(※5) https://github.com/inotom/str2htmlentity/blob/master/plugin/str2htmlentity.vim
(※6) https://github.com/tpope/vim-surround
(※7) https://github.com/t9md/vim-textmanip

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プライム・フォト

 昨日ネットで話題になっていた amazon の「プライム・フォト」を、早速試して見ました。プライム会員には容量無制限で、圧縮しないで写真をクラウド保存できるそうで、何より私の気を引いたのが、RAW画像の保存もできるということです。
 PCにソフトはダウンロードせず、直接ウェブ接続してみます。google や Microsoft の同様のサービスに比べ、まだ利用が少ないのか、それとも回線が太いのか、アップロードする時間は、かなり早いと体感します。
 無制限とのことでしたが、まだ最大10GBと表示されますし、私の場合「ファイルフォーマットによって保存できない場合があります」と注釈が出るように、肝心のRAW画像はアップできませんでした。カメラが古いのか、Photoshop CS6 でも受け付けてくれませんので、同じRAWでもいろいろあるのですね。
 アップしておけば、プライム・ビデオ同様テレビでも見ることができます。さて今後どう利用するか、まだ未定です。

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新聞紙面

 センター試験の後、問題と解答が新聞紙面を割き、その後は有名中学校の入試問題と解答が紙面の一部を占めています。私には無駄な紙面ですが、数学ならば解けるかもと昔の知識を絞り出す意味で挑戦してみます。
 分数が羅列された式の計算: 面倒で取りかかる意欲が湧きません。
 代数 : なんか公式があったなぁ と回想
 幾何ならば何とかなるか、と取りかかってみますが、補助線やどの三角形とどの三角形が相似かなど、発想が出てきません。う~んう~ん これじゃ制限時間にとても間に合いません。
 数学とは考える力、発想力を養う科目とは私の持論ですが、これでは有料新聞内の無用紙面な上、更に老いを感じて健康にも良くないです。

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今朝の三輪山

 北日本、日本海を中心に、冬の嵐が吹き荒れています。ここ奈良の地でも車の上にうっすら残る程度ですが、初雪が観測されました。
 年初の暖かさからは一変、自然はなかなか通り一遍では済ませてくれません。


今朝の三輪山

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キーボード派へのお誘い その11

 vim(gvim)の基本は、全てに置いてのキーボードでの操作です。これが作業時間短縮の決め手ですが、更に個人的に使いやすいようにアレンジすることで、より操作性が高まります。vim(gvim)はその点でも自由度の高いエディターです。
 設定は、vimrc ファイルに記載します。gvim の場合は、gvimrc も読み込みますので、私の経験では機能に応じ振り分けて記載しておくと良いと思います。
 ネットで見ると様々な情報が得られますが、私の例で2・3列挙してみます。
 まずは見た目。インストールして vim74 (バージョンが違うと数字が異なります)/colors フォルダーにあるファイルを選び、 gvimrc に colorscheme h2u_dark と記載します(私は h2u_dark(※1)を使わせていただいています)。
 次は操作関連です。以下は私の例です。参考になれば幸いです。
HTML文字を表示する場合とHTML記載との変換・逆変換
 vmap <silent> sx :Str2HtmlEntity<cr>
 vmap <silent> sr :Entity2HtmlString<cr>
矩形ビジュアルモードで文字のないところにもカーソルを移動
 set virtualedit=all
N{Enter}で指定行Nに移動し中央へ {Enter}単独で最終行
 nmap <CR> Gzz
リストからファイルを開く
 nmap <F5> G<C-W>gfgg
起動時マークを消す
 autocmd BufReadPost * delmarks!
 autocmd BufReadPost * delm 0-9
削除でレジスタに格納しない(ビジュアルモードでの選択後は格納する)
 nnoremap x “_x
gfの改良
 autocmd FileType html setlocal includeexpr=substitute(v:fname,’^\\/’,”,”)
フリーカーソル
 set virtualedit+=all
firefoxで編集中のhtmlファイルを開く
 noremap <Leader>b :silent ! start firefox.exe %<CR>
バッファの呼び出しをする
 nmap bb :ls<CR>:b
SPACEでページ送り
 nnoremap <SPACE> <PageDown>
 nnoremap <S-SPACE> <PageUp>
ペーストした内容を gr でビジュアル選択をする
 nnoremap <expr> gr ‘`[‘ . strpart(getregtype(), 0, 1) . ‘`]’
最後の編集位置にカーソルを移動して開く
 :au BufReadPost * if line(“‘\””) > 1 && line(“‘\””) <= line(“$”) | exe “normal! g`\”” | endif
カーソルをブリンクさせない
 set guicursor=a:blinkon0
右スクロールバーを非表示
 set guioptions-=r
括弧表示
 inoremap { {}<Left>
 inoremap ( ()<Left>
 inoremap 「 「」<Left>
 inoremap ( ()<Left>
 inoremap [ []<Left>
 inoremap < <><Left>
表示ファイルディレクトリへ移動
 nnoremap <Leader>6 :cd %:h<CR>
ESCダブルでハイライトをオフ
 nnoremap <silent> <ESC><ESC> :noh<CR>
swapfileを作らない
 set noswapfile
検索nで行中央表示
 nnoremap n nzz
 nnoremap N Nzz
<ESC>
 imap jj <ESC>l
 vmap jj <ESC>l
行頭行末の左右移動で行をまたぐ
 set whichwrap=b,s,h,l,<,>,[,]
印刷 ナンバーなし/付き
 nmap <C-p> :set popt=syntax:n<CR>:ha<CR>
 nmap <M-p> :set popt=syntax:n,number:y<CR>:ha<CR>
 nmap <Leader>0 :syntax on<CR>      などなど
 今日はちょっと長くなってしまいました。自分なりの変更の究極は、キーボードの変更です。Ctr キーは多用しますので、打ちやすくするため Caps Lock キーを Ctrl キーに変更、無変換 キーで「半角」、変換 キーで「全角」設定にしています。

(※1) https://github.com/hail2u/h2u_dark-consolez

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湯たんぽ

 就寝時、我が家の暖房は湯たんぽ。シーズン前にはホームセンターに山積みされる安価なプラスチック製のものです。
 ベッドに入る2・3時間前に熱湯を入れ、バスタオルでぐるぐる巻きにして布団の中に入れておきます。ベッドに入る頃には足下がほんわか暖かく、目覚める頃もまだぬくもりが残っています。
 他の暖房機器に比べると、我が家向きの抜群の経済性。夜中トイレに起きて再びベッドに入る際には、ありがたさが倍増します。「頭寒足熱」とはよく言ったものです。足が冷たいと寝付こうにも寝付けません。
 そんな大事なお友達の湯たんぽも、気温の高い夜には布団からはみ出そうな隅に追いやられ、気がつくと冷たくなっています。ご主人様の邪険な扱いにもめげずそれでも献身的な湯たんぽ。絵本から抜け出てきたようです。

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正2分の5角形

 我が家の新聞は、朝日です。中国、韓国寄りと批判されますが、それらの記事はその認識で読み流すとして、楽しみにしている記事もあります。
 一つは、以前に取り上げた金曜日の「飛鳥むかしむかし」で、更に一つは本日木曜日の「切ってはっての算数力」です。
 本日のお題は、「正2分の5角形」。
 私には分数の正多角形など聞き始めですので読み進めると、正5角形を例にとって正N角形の内角は、180x(N-2)÷N で表されることから、その角度で等しい長さで線を結んでいくと、正N角形が作図でき、2分の5 では内角は36°で、作図すると例のダビデの星が現れます。
 他にも、3分の8(45°)、4分の9(20°)、5分の12(30°)、11分の24(15°)、11分の36(70°)が、作図されています。面白いものですね。
 私の悪い癖で、ここで疑問が湧いてきます。どんな分数(角度)でも作図で必ず書き始めの位置に戻ってきて、正多角形になるのでしょうか。無理数のように永遠につながらないなんてことは起こらないのでしょうか。
 起こったとしてもそれはそれでまた面白いですね。

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