シカ踏切

 「近畿日本鉄道(通称 近鉄)が導入した『シカ踏切』が絶大な効果を発揮している。」(※1)を読むと、近鉄がこの地の我々の足であるためでしょうか、ちょっと「やったね」という気持ちになります。
 野生の鹿との接触事故で、ダイヤの乱れのトラブルに頭を悩ませていた近鉄が、一人の鉄道マンの発想で、いままであれやこれやの鹿を線路に入れない対策から一転して、電車が走らない時間帯には「どうぞ通り抜けてください」と逆転の対策。それが功を奏し、今次々と対策箇所を増やしているとのことです。
 奈良といえば鹿を連想されるかも知れませんが、これは観光地の鹿(これも車との接触問題があるのですが)ではなく、この地の鉄道ですから山裾の人気のない区間を走る箇所も多く、そこに数多く生息する野生の鹿の話です。
 話題では「人と鹿との共生」の発想と持ち上げていますが、ちょっと異論を挟むとすれば、本来鹿には活動範囲があるそうで、それを分断する鉄道は鹿にとっては迷惑千万の話。柵を乗り越えてでも通り抜けたい気持ちも分かります。野生の鹿が増えたのも、人によって天敵のオオカミが減らされたためと言われています。ならば、対策を考える最初の一歩は、柵やロープや野獣の糞尿などではなく、「共生」からでしょう。
 人には聞こえない超音波の利用は、群がる鳥を追い払うなどに実用されています。鹿にも効くのですね。でも慣れてしまわないかと素人懸念をしますが、そこは技術大国、慣れないよう周波数や発生リズムを変化させるそうです。でも人への影響はまだ解析されていないと聞きますから、課題は残りそうです。

(※1) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/29/news056.html

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○○ first

 イギリスが口火を切りました。ストローに始まるプラスチック製消費財の排除です。あおりを食った関係者は、コスト高に悩まされています。
 プラスチック製の廃棄物で海洋汚染が進んでいると聞きます。今までのコスト安も翻せば、環境汚染を無視しコスト減の要素として成り立っているとも言えます。素材メーカーに環境保全費用を上乗せするともなれば、安いコストとも言えなくなるでしょう。
 他人事とは言ってはおられません。私共の素麺業界でもプラスチック素材は使われています。進物箱に素麺の束を並べるのに、多くのメーカーは素麺の型に合わせて成形されたプラスチック素材を使っています。すぐにゴミとして捨てられるものですから、私共はそれを避けるためあえて紙でその役割を代用しています。コストは数十倍ですし、型に折りたたむ作業も必要ですが、私共の方針です。
 そう言う私共も全体を覆うのには、ビニール袋を使わざるを得ません。防腐剤など一切の添加物を使用していませんから、カビと虫の害を避けるためです。昔のように保存によっては「手延べ素麺はカビるもの。虫がつくもの。」と納得していただければ良いのですが、残念ながら今はそんな時代ではありません。

 イギリスの取り組みが何処まで広がっていくのか、楽しみです。自らの利益のための「○○ first」よりもこちらの「○○ first」にはずっと重みがあります。

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売り買いの中の情

 少し前のニュースになりますが、トイザラスの破産申請にはちょっと驚きました。幼児用おもちゃを主とする業界で一世風靡し、大型店舗で街のおもちゃ屋さんを全て駆逐してしまうのではと思っていただけに、アメリカ内の800店舗を全部閉鎖、売却には「どうして」との思いです。
 日本トイザラスは無関係とコメントしていますが、印象への悪影響は否めません。破産申請決断のきっかけは、かき入れ時のシーズンに商品が入ってこなかったとのことのようで、日本でもスーパーの経営が「ちょっと危ないな」と噂が立つと、取引をしている問屋さんが一斉に手を引いていきますが、それでも永年つきあいのあるメインの問屋さんは、規模は縮小すれどリスクを承知で取引を続けている話は時々耳にします。
 おそらくアメリカでは、有無を言わせずスパッと切ってしまうのではないでしょうか。売り買いの中での情の繋がりが、日米では大分差がある感じがします。どちらが良いかどうかは分かりませんが、私としてはいくら商売とはいえ、人と人との繋がりですから、情があって欲しいですね。

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Amazon Go

 最近読んだ記事の中で興味を引かれたのは、Amazon Go(※1)です。
 最近中国で話題の無人コンビニを目指しているようではなく、普通のスーパーやコンビニと変わらず、商品棚に商品がそのまま並んでいますし、スタッフの人数は、日本のコンビニと比較して、店舗面積に対して5倍近いとあり、店舗前でアプリの説明などをするスタッフを除いても、普通のコンビニより減ることはないとみています。ここが最も興味が引かれる点です。
 では Amazon は何を目指しているのでしょう。記事では、「その力点が「ユーザー体験」にあるとしています。ユーザー体験をビッグデータ化し、更に通販に生かそうとするのでしょうか。それにしては「全米に2000店舗」目標は、やり過ぎの気がします。
 今やウォルマートをしのぐ Amazon ですが、小売店舗を持っていないのを、弱点とみているのでしょうか。確かに、小売店舗を持つ経費を削減し、安価で全国的に商品を提供できるメリットを生かして伸びてきたネット販売ですが、小売りでないと顧客のニーズに応えられない商品もあります。後発ならば、通常の実店舗では勝負になりません。実店舗からネット通販まで、全てを牛耳る野望でしょうか。
 今後どう市場が動いていくのか、興味があります。

(※1) https://www.businessinsider.jp/post-162108

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ソーラー電車

 少し前の記事ですが、ソーラー電車(※1)を読んで真っ先に思ったのが、「日本ででもできればいいのに」でした。 過疎化で利用者が減り、廃線に追い込まれる鉄道のニュースを聞く度に、「残された人々に取っては大切な『足』なのに」との思いが後を引くからです。
 日照時間の長いオーストラリアでこそできることで、日本では実現が難しい現状でしょうが、一時のブームが去った太陽光パネルの新たな活用ですし、電気自動車の商品化でしのぎを削るバッテリーの開発を視野に入れれば、近い将来、廃線にするか否かの協議の場で、判断材料の一つになり得るかも知れません。
 いや私としてはなって欲しいですね。それでこそ、先人が苦労してその地に鉄道を敷いた努力に、報えるというものです。

(※1) https://japan.cnet.com/article/35112631/

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ネット詐欺に気をつけましょう

 年末になっても詐欺は続きます。昨日の、JALが3億8千万円の詐欺にあったニュースは、我々庶民には桁違いでちょっと想像も付きませんが、手口は「振込先の変更通知」ですから、金額が下がれば我々だって引っかかりそうです。
 そんなことを思っていると、夕刊にも詐欺のニュースです。こちらは我々に則直結します。ネットのショッピングサイトが本物そっくりに作られていて、似通ったurlに気付かずに注文・支払いをするも、商品は届かない被害が6月までの半年で2億4千万円に上るとみられているとのこと。
 「有名なサイトだと安心」との心理を突いていますし、「激安」など特定のキーワードで検索すると必ず上位に表示され、そのことででも操られてしまいます。
 この「検索上位」は、曲者です。サイト運営者はgoogleなど検索サイトの仕組みを調べ、それを利用して検索上位に表示させます。それを請け負う会社が成り立つのですから、如何に我々が上位に表示されるサイトは間違いないと思っているかが伺えます。検索サイトもその故意を見逃さないと対策はするのですが、人手でチェックするわけで無くシステムでの取り組みですから、イタチごっこです。
 詐欺に遭わないためには、サイト名だけで判断せず必ずurlを確認することでしょう。それにたまには検索の下の方まで見てみる。思わぬ良いサイトが見つかるかも知れません(それらは決して我々をだまそうとはしていませんから)。

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職場でのノンアルコールビール

 「発言小町」をきっかけとして、ちょっと話題になっている職場でのノンアルコールビールの可否。あなたはどう思われるでしょうか?
 ノンアルコールとは言え、ビールの延長とのイメージが強いのか、当初は時と場所にそぐわないとの意見が多かったようで、機を見るメーカーは、「法的には問題はないが推奨はしない」と述べていたようです。が、ここにきて日本人の底流にある常識を覆し、働きやすい環境を作るのにむしろ良いのではないかとの意見が多く出初め、メーカーは商機とばかりサーバーなどを含めノンアルコールビールを職場に売り込もうと方策を練っていると聞きます。

 ずっと以前会社勤めの頃、ヨーロッパに輸出した機器の現地調整に出張で出向いた人の話を思い出します。「工場にビールの自動販売機があるんだよ」「お昼休みが長く、自宅に帰ってワインを片手に食事をし昼寝までしてくるんだ」
 アルコールにはめっぽう強い彼らのDNAと日本人のDNAとでは比べものになりませんが、当時から「仕事ができるかできないか」が人物評価基準の上位に来ていたのがうかがい知れます。

 人手不足の今、経営トップの方々は、如何に従業員達をまとめて効率を上げ、向上に結びつけていくのか奮闘中です。話題の最中がチャンス、いち早くノンアルコール解禁は如何でしょう。利益率の高いノンアルコールビールですから、メーカーもホクホク、ひいては日本経済の向上に貢献できるかも知れません。
 ただ新商品はいろいろ出ますが、私の味覚ではビールテイストにはまだまだだと思います。まぁ別物の飲み物と思えば済みますが・・・。

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EUとのEPA合意

 EUとの経済連携協定(EPA)で合意したとのニュースがありました。「車を売るために我々を犠牲にするのか」との酪農家の反発も取り上げられていましたが、大局を見て行うのが国としての施策ですから、良いところもあれば悪いところも出るのはやむをえません。日本人の趣向にあうとろ~としたカマンベールチーズなど、価格面以外で勝負をする道は必ずあるはずで、別の商機ももたらしてくれるでしょう。
 いずれにしろナチュラルチーズの価格が下がることは、チーズ好きの私にはありがたいことです。が、如何せん16年も掛けて関税撤廃とは長すぎます。
 このEPAでは関税とは別に、伝統的な食品産地ブランドの保護の合意も行われました。現在日本で行われている基準に合う産地ブランドを保護する地理的表示(GI)保護制度(※1)のEUとの協定です。
 ここでは我が「三輪素麺」も項目の一つに入りました。今全国乾麺協同組合連合会では、輸出促進に向けての活動を進めています。各国に麺文化があり日本流の食べ方が受け入れられにくい状況での素麺の売り込みはなかなか難しいのですが、一つのきっかけになることを期待しています。

(※1) http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/

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どうすれば楽にできるか

「算数嫌いの子」は親が原因だった よかれと思ってやっていた「間違った教え方」(※1)という記事を読みました。
 多くの方が、「なるほど私にも間違っていた経験がある」と納得されることでしょう。

 ですが私は子供の頃、祖父母から「何をするにも、どんな単純作業でも、どうすれば楽にできるか、どうすれば失敗しないか、どうすれば早くできるか、考えながらやりなさい」と言われて育ちました。
 そんな私には記事の内容は、「これはテストで良い点を取るための教育であって、根幹である考える力を付ける教育ではない」と大いに違和感があるのです。
 教育者としても、テストで良い点を取り良い学校に入れるようにすることが求められるのですから、ジレンマがあるのだと思います。即結果を求めるあまり、永い目で子供を見守る気持ちが、親の観点から抜け落ちてきているのでしょう。

ところで、今にして思えば、「どうすれば楽にできるか」と、楽することが一番目に来ていることが、祖父母の目論見を物語っているようです。

(※1) https://www.instapaper.com/read/915148719

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Sonyのおもちゃ 面白そう

 Sony の新しいおもちゃ toio(※1)が面白そうで、欲しくなりました。
 映像を見ていると想像力が増し、いろんな遊び方が生まれてきそうです。更にピタゴラスイッチ制作メンバーの映像は、私の遊び心をくすぐります。
 ただ詳細は分かりませんが、あらかじめ準備されたカートリッジで動作の大筋は決まるようで、これが自分でプログラムができるようであればもっと良く、今の子供達へのプログラム教育とも合致しますし、想像力と創造力とが相まって、子供が遊ぶおもちゃというより、親子で遊べるおもちゃになると思います。
 私の小遣いではちょっと2万円の価格は気になりますが、とにかく一度実物を見たいものです。

(※1) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/01/news150.html

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