新聞で気になる記事を見ました。京都大学の研究員が行った風邪の予防に対するうがいの効果の調査です。
うがいをしない、水でうがいをする、ヨード液でうがいをする、の三つのグループに分けて調査をしたところ、風邪をひく人はうがいをしないグループに比べ、水でうがいをするグループは四割少なかったといいます。数字の大小は別にして、常識的に納得できる話ですが、一方ヨード液でうがいをするグループはうがいをしないグループと差がなかったそうです。
永年ヨード液のうがい薬を愛用している私としてはいささかショックです。シーズン前に良く流れるあのコマーシャルはいったい何だったのでしょう。一方で前立腺には良くないと聞いていましたので、その危険を承知で使っていたことが残念です。
調査結果の正当性評価はまだこの先でしょうが、潜入観念とコマーシャルに踊らされている自分に、またしても気づかされていまいます。
ぶりっじばんざい
問題です。
9 7 | クラブが切り札で残り6枚。Sからリードするとして、N-Sで残り全てを取れるでしょうか? | |||||||
A J T 3 | ||||||||
— | ||||||||
— | ||||||||
J 8 | N | — | ||||||
Q 9 8 |
|
K 6 5 4 | ||||||
6 | 9 2 | |||||||
— | S | — | ||||||
— | ||||||||
2 | ||||||||
8 | ||||||||
8 7 5 4 |
はんこ
班の引継後、金融機関からお金を降ろすのに、はんこが前任者の物だったためちょっとトラブル、少ない予算から新たに班のはんこを作ることになりました。
銀行では偽造されたカードや、盗まれた暗証番号による引き落としは保証をするようになりましたが、通帳とはんこを持ち込まれては保証は受けられません。ただディジタル技術の発展で、はんこが唯一の物としてこれから先どこまで幅を利かせるかは疑問です。
明治6年、はんこが法的に定められて以来、サインを採用する動きが何度かあって、その都度とん挫してきたそうです。今個人認証のいろんな手法が考えられています。今後はどういう方向に進むのでしょうか。
ところで、銀行通帳ってサインでも作れるそうですね。家族にも降ろされたくないへそくりにはいいかもしれません。
手帳の効用
書店や文具店には来年の手帳がうずたかく積まれています。予定を記す手帳の使い方一つで仕事の効率が向上するとノウハウ本も出ているくらいですが、三年周期の私の手帳は、悲しいかな使い方を知らないのかそれとも無精なのか、ほとんどが空欄です。
先日、疾病保険の積み増しの申し込みに「最近の疾病歴」の項目があり、「鼻の手術はいつしたんやったかな?」と思い当たる年度の手帳を引っぱり出しては探してみるのです。ところが一向に見あたりません。そんなに古いはずはないんだがと思いついたのが、この「翁 伝言板」の前々身の「本日の翁人」。
ありました。9月です。(※1)毎日極々他愛のないことばかりを綴ってはいるのですが、こんな事で役に立つとは。 ということはいつも手元にある手帳はもっと役立つはず。今回買った手帳を機に、来年からはちょっと心を入れ替えてみますか・・・。
(※1) http://www3.kcn.ne.jp/~okina/2003/bnmain.html
らくてん
楽天のTBS株取得問題ですが、楽天の持ち株が19%超になりました。
これは新株予約券の発動が持ち株20%であるためですが、脅しとしては不十分ではないかと思います。TBS側の対応もライブドア騒動から何も学んでいないようなお粗末さですが。
「株を買うなら声をかけてくれないと困る」とか、「話し合いをするなら株を買い増すのをやめろ」などと上場企業とは思えないようなことをいっていますし。
電通やamazonと提携して番組とネット通販を連動したデータ放送を制作するということに関しては、まあ当て馬というか、楽天と手を組む気はないという意思表示ですね。
今後の展開として新株予約券が株主代表訴訟で覆せるかどうかの問題と、楽天は銀行融資で資金調達していますが、ライブドアのようにMSCBに手を出すかというのが考えられます。
ライブドアは50%超の株を取得後、全ての株を売り払って利益を得ましたが、楽天の場合はどうなるでしょうか。
プロ野球の方にも影響を及ぼしかねないだけに楽天惨敗は避けて欲しいところですが。
人とのつながり
テレビで好きなコマーシャルがあります。
バス停のベンチでバスを待つ若い女性に、草野球チームの一人がボールを投げる仕草、若い娘は手を伸ばしてそのボールをキャッチします。バッターボックスに立ったその娘に、通りを挟んでボールを投げ込むピッチャーの仕草、若い娘は見事に彼等の頭上を越えてボールを打ち返します。飛び行くかのようなボールの跡を追いかけて振り返ると、バスが通り過ぎて誰もいないベンチが残っています。
「知らない人に話しかけられたら、悪人と思って無視しなさい」の現代社会。知らない人もみんな同じ社会の人たち、かつては話しかける人も、それを受ける人も、みんなにゆったりした余裕がありました。
最後に発泡酒の名前が流れることを除けば、のんびりと安らぐ気持ちにさせてくれます。
ディープインパクト
競馬には全く感心がなく、馬券も買ったことのない私ですが、昨日ばかりは「シンボリルドルフ以来の無敗三冠馬の誕生か」に踊らされて、好きなゴルフ中継から競馬中継にチャンネルを切り替えてしまいました。
13万人を越える大観衆の中、他の馬に比べて見劣りのする小さな体で、何とすばらしい差し足、あの見事な勝ちっぷりにファンが熱狂するのも頷けます。オッズも1.0のぶっちぎりの一番人気、大量に買われた単勝馬券の内相当数は、払い戻しをされず記念に取っておかれることでしょう。
名前にも増してインパクトがありましたので、その後の女子ゴルフはプレーオフにもつれ込んだにもかかわらず、ノンインパクトでありました。
ぶりっじばんざい
10月15日分の答えです。
— | 典型的なクロスラフのハンドです。もし間違えて定石通り最初に切り札を狩ってしまうと、スペードとダイヤのルーザーの処理ができなくなります。 ダイヤQのリードをAで取り、ダイヤをラフ、スペードAを取って、スペードとダイヤのラフを繰り返せば、スペードとダイヤの別れが悪くない限り、ハートで8枚それにスペードA、ダイヤAでコントラクトはメイクします。ブリッジを始めて最も愉快なのが、このクロスラフではないでしょうか。 |
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K Q 5 4 | ||||
A 6 5 3 2 | ||||
9 7 6 3 | ||||
N | ||||
|
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S | ||||
A 9 7 3 2 | ||||
A J 8 2 | ||||
4 | ||||
K 4 2 |
読書の秋
読書の秋、「これ、読んでみ」と一冊の本を手渡されました。子供が母親から本を与えられるのに似ています。図書館で借りた本が文庫本で発売されたので、買ったそうです。
本は、永六輔著「聞いちゃった!」。 街で耳に飛び込んできた粋な言葉の数々、2・3行の言葉が六つのテーマに分類されて並んでいます。「う~ん、なるほど」とうなづくもの有り、「本音やね」と納得するもの有り、人生を感じさせるもの有り、反論したいもの有り。
「ええか、いい本の紹介ちゅうもんは、内容を書かんで『読みたいなあ』って思わせるもんや。」
映画今昔
芸術の秋、テレビでは昔の映画が放映されています。何度か見ているのに、それでも懐かしくて見てしまいます。
服装や走っている車、建物の外観などは別にして、現代劇であっても画の作り方、カメラワークに、今の映画とは違う時代を感じさせます。撮影装置の違い、CGをふんだんに使った現代とは違って、素手で作り上げた画がそれを感じさせるのでしょうか。
ということは、これから10年後、今の映画を見たときにも同じように、「古いなあ」と感じさせるでしょうか。今もすごい映像技術なのですが、それがどこまで進んでいることでしょう。私が想像できるのは、少なくともフィルム媒体がなくなっているだろう程度なのですが・・・。