テレビ番組をほとんど観なくなり、私のテレビ受像器は amazon prime video 再生機となっています。しばらく前からアメリカ制作でしょうか、テレビ番組の climinal mind を観ているのも皮肉なことですが、はまり始めています。
FBIのプロファイル部門の話で、私はシーズン1を観始めたばかりですが、既にシーズン12(11と12は有料レンタル)までアップされていて、永く続いていることは視聴率の高さを物語っています。
こういった事件解決もののドラマは数多くあり、いずれもが事件解決のための鑑識や情報収集の能力が異常に高くいつも気になっていますが、限られた時間内で解決するのにやむを得ないと譲歩して観ています。
日本のこの手のドラマに比べ、外国ものはテンポの良さ、実際こうなのかと思わせる現実感、いずれも一歩先を行っていると思います。そろそろ日本のドラマも、最後に刑事が犯人を諭す道徳場面は止めては如何でしょう。決めつけてしまっては鑑賞後感が台無しです。
昨日観たのはシーズン1のエピソード14。母が子を思う愛、こんな表現もあるのかと、観た後に表現しきれない何かが私の中に残りました。あなたはどうお感じになるでしょうか。
追憶の街
この土日は暇に任せて amazon prime video で、「追憶の街 エンパイア・フォールズ」を観てしまいました。エド・ハリス、ポール・ニューマン、ヘレン・ハント他、有名所の配役につられてです。
ドラマの多くは、冒頭に死体が出てきて犯人捜しとか、どんでん返しの繰り返しとか、視聴者を引きつけようとの意思が感じられるものが多いですが、こういった地味なものの方が、視聴後に何か心に残るものが多いように感じます。
普段の人の行いだけでは、その人の内面までは分からないものです。まくし立て、怒りに車のドアを蹴りまくる別れた奥さんにも、そうさせる内面がありますし、何不自由なく街を牛耳っている女性にも、心の中に寂しさがあったようです。
さて、幸せな人生って、どんなものでしょう。余韻が残ります。
カラス、賢さがあざになるかも
出勤前の我が家の朝食時は、NHKのテレビ放送が流れています。昨日はそこでカラスの話題が取り上げられていました。
永年カラスの鳴き声を研究されている先生がおられて、「危険だ」、「安全だ」、「食べ物がある」など40語程が解明されたといいます。害をもたらすカラスを追い払うのには、もっぱら大きな破裂音が使われていますが、賢いカラスはすぐに学習し動じなくなるそうで、カラス語はこれらの対策にも使えるのでは、との研究です。実際集まってきたカラスに「危険だ」と話しかけると、一斉に飛び出して行きました。
カラスといえば、先日Gigazineで取り上げられていたCrowbar(※1)が、ユニークで面白いです。
カラスにその賢さを利用して街角のポイ捨てたばこを集めさせ、街を綺麗にしようとの発想の装置です。素人では思いつかないカラス研究者ならではのアイデアです。
新たな事には大抵反対意見が付きます。元々ポイ捨てをする愛煙家への皮肉が込められていますが、カラスへの健康被害、人でなくカラスにさせる倫理的問題などです。
カラス語についても、すぐに学習して暗号化対策をするだろう、と批判する人が現れるかも知れません。
(※1) http://gigazine.net/news/20171017-crowded-cities/
あなたの映画の良し悪し判定基準は何でしょう
最近テレビ番組をほとんど観ていません。興味をそそられるものが余りないからです。テレビ受像器で観ているのは、もっぱらアバゾンプライムビデオです。しかもこの23日及び月末に契約期限が切れるのか、多くの作品がリストから削除されるとあって、気になる作品をそれまでに観ておこうと、連日です。
そんな中で印象の良かったのは、デンゼル・ワシントン主演の「フライト」です。
映画の良し悪しは人によって様々です。アクションが良くすかっとする映画を良しとする人も、好きな俳優が出ている映画を良しとする人もいます。私での良し評価は、観た後に私の中に何か残るものがあることです。
「フライト」は飛行機事故を軸に、その責任問題からの損失を逃れることと、人の内面に潜む弱さを取り上げた地味な映画ですが、私の心中に残ったのはそのドラマの終わり方の良さです。
映画にとってラストシーンは重要です。言葉通り観客に最後に見せるシーンですから、これ以上に観客に映画の印象をすり込む場面はありません。オーソン・ウェルズ主演の「第三の男」のラストシーンは未だに私の脳裏に思い浮かびますし、そのラストシーンを模した映画がそれ以後もよく出てきて、その後の映画監督にさえも影響を与えています。
今まで「ウォッチリストに追加する」をしなかった映画にも、私の心の中に残るものがあるのはうれしいことです。これも期限が切られたたまのもでしょうか。
ゴルフ
昨日のゴルフ、日本ツアー選手権、じっくり見てしまいました。40才、優勝経験なし、昨年度賞金ゼロの五十嵐雄二さんの優勝、こんなドラマが待ち受けているなど、放送開始時には思いもよりませんでした。今まで支えてきた家族の苦労が、一気に報われたことでしょう。
スイスイとバーディーを重ねていくプレイよりも、我々極低レベルのアマチュアには、難しいコースでプロがトラブッたりする中で、いかにスコアをまとめていくかを見るのは楽しいものです。そんな難しいコース故、上のスコアが延びず逆に落としていく中での、終盤の二つのバーディーが栄冠をもたらしました。
ゴルフのテレビ放送といえば、ビデオ収録後の放送が常ですが、ライブの放送は格段に良いです。例えば私など、前の組がつかえて待たされた後など、ストロークが乱れてしまう場合が多いのですが、本来カットされるそのような状況も映し出されていて、興味深いものです。それに、競っている終盤でも放送時間が決まっていると、時計を見て、「ああ、プレイオフなしでこれは優勝決まりだ」と結果が分かってしまうのはつまらないものです。
NHKだからこそできることでしょうが、これからもライブ放送、期待しています。