Sankei Webに「3連から2連、4連への移行」の記事を見ました。一見何のことかと思いきや、スーパーなどで販売されているヨーグルトやゼリー、プリンなどのことなのです。
「まとめて買うとお買い得」をセールスポイントにヨーグルトは、3個をシュリンクパックして販売するのが従来の手法だったのですが、このところメーカーは2個、または4個の偶数個パックに転換してきているのだそうです。主たる原因は家庭の人数構成。平成12年の国勢調査では全国平均2.7人/世帯だったものが、平成17年では2.58人/世帯。都会では更に少なく、東京都では2.14人/世帯なのだそうで、3個だと1個余ってしまうというのです。メーカーの対応も期を見て敏ですが、こんなところにも世情が現れているのが実に興味深いです。
まとめ買いとは別に少量のもの、個包装の商品も多く出まわっています。作る側から考えればコスト高(その分容量を減らしているのでしょうが)ですし、ゴミとなる付帯資材も増えているのですが、一度では食べきれない、開封すると残りの保存がやっかい、などの消費者の要望には抗しきれないのでしょう。
ゼリーやプリンも同様と思われるのですが、食べられ方の違いでしょうか、賞味期限の違いでしょうか、こちらの方は今後も3連を続けるのだそうです。なかなか杓子定規に右に倣えといかないのが世の中なのですね。