3月に入って、アメリカでの時の人は、マイケル・プラウン氏です。元FEMA(連邦危機管理庁)の長官。あのハリケーン カトリーナでニューオーリンズが壊滅状態に陥った時に、危機管理が全くできていない、被害後もルイジアナの州都から動こうともせず、事前に災害を警告していたと弁解ばかり、あげくはワシントンに戻りたいなどと、政府からも市民からもバッシングにあい首を切られた人ですが、ここにきて事前警告を力説する映像をたずさえての大反撃です。ブッシュ大統領もTV会議で参加しており、カトリーナは尋常でない大きさで動揺が広がっていると警告する氏に、連邦政府は万全の対策とアフターケアに対応していると述べていて、またまた新たな窮地に陥っています。
一方日本での時の人といえば、永田議員と前原民主党代表。メールが偽物であると認めざるを得ず、鬼の首を取ったかのような代表質問とは対照的に、低頭して記者会見で二度までも謝り、議場でも頭を下げている姿が映像で流れるなど、惨めな姿をさらしています。
二大政党が拮抗して、お互い一つ政策を間違えれば与野党が入れ替わり、より良い政治が目指せると期待する世論を代表するならば、野党第一党の民主党には「上記の例もあることですから、頑張ってください」と言うほかありません。