1兆7500億円で、ソフトバンクがボーダーフォンの日本法人を買収のニュースは、金額もさることながらつい一年前にNTTドコモからボーダーフォンに切り替えた我が家族にはちょっと気になるところです。
世界一のシェアを誇るボーダーフォンが日本で不振を極めたのは、世界統一仕様にしようとした端末が多機能を望む日本で受け入れられなかったのと、カバーエリアがドコモやauに比べ見劣りするのが理由とされていますが、永年ドコモを利用していた我が家では逆に、自宅も工場も共につながりにくかったのです。替えるに際して、結局「海外でもそのまま使える」が決め手となって、ボーダーフォンにしたのでした。
携帯電話用として、既に1.7GHz帯域を手に入れているソフトバンクがあえて買収をしたのは、この11月の番号ポータビリティをふまえ、事業展開までには基地局の整備や端末の確保など、かなりの時間を要することを嫌ったからと見られています。
ソフトバンク孫社長といえば、ADSL事業で価格を引き下げる立て役者でしたので、今回もその点は大いに期待するところですが、多額の金額が足かせとなっているのか、今のところ明言は避けておられます。多機能など特に必要がなく、電話とメールができればよい私には、月々の金額が最重要項目。「そこをなんとか、もう一声」と声をかけたいところです。