テレビで好きなコマーシャルがあります。
バス停のベンチでバスを待つ若い女性に、草野球チームの一人がボールを投げる仕草、若い娘は手を伸ばしてそのボールをキャッチします。バッターボックスに立ったその娘に、通りを挟んでボールを投げ込むピッチャーの仕草、若い娘は見事に彼等の頭上を越えてボールを打ち返します。飛び行くかのようなボールの跡を追いかけて振り返ると、バスが通り過ぎて誰もいないベンチが残っています。
「知らない人に話しかけられたら、悪人と思って無視しなさい」の現代社会。知らない人もみんな同じ社会の人たち、かつては話しかける人も、それを受ける人も、みんなにゆったりした余裕がありました。
最後に発泡酒の名前が流れることを除けば、のんびりと安らぐ気持ちにさせてくれます。