コントラクトブリッジ

 よく見るテレビ番組に「たかじんの『そこまで言って委員会』」があります。テレビではお馴染みのコメンテイター達を中心に本音が飛び出す番組。主催側の意図に沿ったトーク番組が多い中で、歯に衣着せぬ発言、ビデオ編集で音消しされる部分の多いこと、橋下大阪府知事が敗訴し上告中の裁判沙汰もこの番組での発言が元、そんなところが高視聴率の所以でしょう。
 東大のロバート・ゲラー教授を知ったのも、この番組へのゲストとしての登場でです。地震学者でありながら、「地震予知はできてるのでしょうか?」の質問に、「できてません」 「将来地震予知はできるのですか?」の質問に、「できません」と、私はもちろんのこと、コメンテイター達をも口をあんぐりさせた御仁です。その教授がブリッジの全国大会で優勝したと知って、またまた驚かされました。
 コントラクトブリッジはトランプゲームの王様、会社勤めの頃に教わり、その後はずっと遠ざかっていたのですが、このブログの土曜日、「ぶりっじばんざい」に寄稿していただいている先生に教わったりして、このところずっと虜になっています。が、いかんせん、この田舎では集まりがなく、かといって大阪まで休日に出るのは億劫で、もっぱらネットのYahoo games です。
 永い歴史で培われてきた「このようにすればパートナーとの連携がいいですよ」というシステムを、幾つか覚えなくてはなりませんが、ゲームルールやプレイそのものは至って単純です。ですが、相手に勝るためには、例えば今相手にスペードは何枚あって、一番強いのは何、とかを常に頭の中で巡らせる必要があり、その意味では私の年齢の痴呆防止にはもってこいと言えるでしょう。
 日本にも5万人の愛好者がいるとありますが、まだまだその面白さを知らない人の方が多いということ。ゲラー教授のように新聞や雑誌で取り上げられる機会が増えて、ゲーム人口がもっと増えればと切望します。

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