ぶりっじばんざい

 答え(9月13日分)
 

  A J 8 5  
7 3
A Q 8
A K T 5
7 3 N K Q 9 6 4
A J 4
W E  
6 5
T 7 5 3 K J 9
J 7 6 2 S Q 9 4
  T 2  
K Q T 9 8 2
6 4 2
8 3
 

 パートナーのオープニングリードをあなたが取ったとき、Sからは2が出ます。Sには10があることは分かりますから、パートナーのスペードはシングルトンかダブルトンでしょう。シングルトンを期待してスペードを返したとします。その時にはSには3枚のスペードですから、パートナーがラフできたとしても単にSのルーザーをラフしたに過ぎず、意味がありません。
 このコントラクトを落とせるとすれば、パートナーの手からダイヤをリードしてもらうことです。ダミーの手を見る限り、パートナーの手に入るスートは切り札ハート以外ありません。2トリック目はハートリードで可能性に賭けます。
 通常1トリック目でスペードを取るときには、Qで取りSはオーバーテイクできないのを見て、Kも自分の手にあることをパートナーに知らせますが、ここではそうするとパートナーの手に入った時には再びスペードをリードしてきて計画が崩れてしまいます。そのため1トリック目はあえてKで取ります。Qが手にないと分かれば、パートナーはダミーのテナスになっているダイヤをリードしてくれるに違いありません。