品質を見分ける一番手っ取り早い方法は価格です。
安いものには安いなり、高いものには高い値段の理由があるというものです。
ところが、事故米の不正転売問題では
50もの中間流通業者を経由し、消費者に食品として届いていました。
次々に転売が繰り返されるうちに汚染米という事実は分からなくなり、
価格は何十倍にもつり上がったことになります。
転売を繰り返されるごとにつれて、当初の価格差がなくなり、
事故米だと見分けることは困難になります。
実際、事故米の購入先として公表された和菓子店などは、
国産の良いものをとむしろ高値で購入していたほどです。
三笠フーズだけにとどまらず、こうしたピンはねの片棒を担いだ業者たちに対しても
それなりの責任をとらせる必要があります。