超高級料亭、船場吉兆がまたたたかれています。今度は客の手のついていない料理の使い回し。高級とは名ばかり、前日の食べ残しが翌日の弁当に入る家庭料理並です。
名を成したからにはこだわりがあるはずです。例え仕入れた食材でも気に入らねば使わない、鮮度が落ちれば使わない、などでしょうか。私のような素人では計り知れません。高級と名が付かずとも、それぞれの店にはそれなりのこだわりがあります。私共でさえもいささかのこだわりを持って品をつくっています。そのこだわりを捨ててしまっては、もはや何を持ってお客様と接しているのでしょう。
「前社長の指示で行った」と、板長がテレビの取材に答えています。腕に覚えがあるならば辞める覚悟で「そんなことはできません」と気骨を見せられないのでしょう。もう皆が皆、先代が作り上げた「吉兆」の看板だけで立ち振る舞っているだけに見えます。
「気骨」という言葉は死語になってしまうのでしょうか。真っ先に政治家の世界で死語にしてしまうのだけは、避けていただきたいと願うのですが。
ためこんで
昨日、たまっていた雑誌を買ってきました。
マイナーな月刊雑誌なのですが好きな連載があるので、
昔なじみの本屋さんに取り置きをお願いしてあるのです。
その本屋さんへは昔は足しげく通っていたものですが、
大きな本屋ができたのとネット通販の影響で足が遠のいています。
わざわざ買いに行くのが面倒になってしまって、
ついつい取り置き分がたまっていくことになってしまうのです。
で忘れかけた頃にたまっていると電話がかかってきます。
半年分、6冊まとめ買いでした。
あやまりつつも、またお願いしますと。
今朝の三輪山
ゴールデンウィーク最終日、朝いつも通りに起きられず1時間遅れの今朝の三輪山です。
ここ何日かは30℃を越す気温、店に来られる方も第一声は「暑いですね」でした。朝夕の涼しさで五月初旬だとやっと思える程です。
後期高齢者医療制度
外傷もないのに足の裏が痛いので、医院に行って来ました。連休前で待合室は人で溢れています。整形外科ですので若い人もいれば、「赤ん坊の腕がボキボキって変な音がしたので」という赤ちゃんを抱いた若い母親もいましたが、ほとんどが年輩の方。私などは三時間待ちには辟易しましたが、皆さん何の苦にもならないようで、お馴染みさんとの会話に没頭しておられます。
物議をかもしている後期高齢者医療制度は、こうした高齢者の医療費の増大を何とかまかなおうとの意味で、実質医療費を上げることで、井戸端会議的な通院も削減できると見込んでいるようですが、病院という場でありながら皆さんの楽しげな様子を見ていると、対策そのものが本質から随分離れた場所をつついているに過ぎない感じを受けます。
お金を取り上げて今の社会状況をそのまま引きずっていくだけでは、更なる高齢化につれ益々お金を吸い上げて行かねばならないでしょう。「病は気から」という言葉は今も生きています。高齢者に元気を取り戻す施策が必要で、今の施策はその逆、どんどん元気を奪ってしまうと思うのですが、いかがでしょうか。
ぶりっじばんざい
答え(4月26日分)
7 3 | ||||||||
A 9 6 2 | ||||||||
K J T 7 4 | ||||||||
K 3 | ||||||||
6 5 | N | A 2 | ||||||
J T 8 7 3 |
|
K Q 5 | ||||||
Q 5 | 9 8 6 3 | |||||||
J 9 8 2 | S | A Q 6 5 | ||||||
K Q J T 9 8 4 | ||||||||
4 | ||||||||
A 2 | ||||||||
T 7 4 | ||||||||
もしSが2枚のハートを持っていれば、ハートKのリードで成功しますが、もしハートが1枚だと、Sはすぐにクラブを負けにきてチャンスを逃してしまいます。Sのハートが1枚であればパートナーのダイヤは2枚。パートナーのクラブJを生かすために、ダミーの切り札をなくす目的で、スペード2をリードします。このハンドではこの後Sがどうプレイしようとも、クラブのルーザーを処理できません。スペード2ではなくAを先にリードすると目的が達成できません。確かめてください。
増収増益
石油元売り会社のこの三月の決算は、軒並み増収増益です。石油の値段が上がっていますから、余程の買い控えでもない限り増収は当然です。増益の方は需要がそんなに増えていないと思われますから、利益率も加味して値上げをされているのでしょう。
私共の手延そうめんも、原料小麦粉の値上がり、石油値上がりに伴う包装資材の値上がりで、やむなく年初から値上げをさせていただきました。私共のような零細企業にとっては、値上げによるお客様の動向が気がかりで、値上がり分の上乗せで利益率の確保まで手が回りません。昨年と同じ量をお買いあげいただいたとすれば売上げは上がりますが、利益は変わらず、売上げに対する利益率は下がります。
企業として利益率を確保するのは当然の事なのですが、企業の社会に対する役割を考えると、いささか疑問に思います。石油のように社会に密接に結びつく物であって、ここのところの急激な値上がりが庶民を苦しめていることを考えると、程々の増益に留めるよう配慮をしてもらいたいものです。
ごめんなさい。零細企業の泣き言です。
ガソリン あがりました
昨日の内に車を満タンにされましたか?
自民党はどちらの方向に一歩足を踏み出したのでしょうか。私には一段と「民主党はどれだけやれるか分からないが、一度やらせてみたらどうだろう」との人が増えたのではないかと思います。後期高齢者医療制度が追い討ちをかけています。一般庶民でさえわずかばかりの対策で長蛇の列に耐えガソリンを得ているにもかかわらず、実施後に「問題点を調べて、改善すべきは改善する」との間の抜けようです。
評論家は物言うことで生業を得ている意味であまり好きではありませんが、森永 卓郎氏の総理がわびるべきは暫定税率よりほかにある(※1)には頷ける点があります。石油の高騰、原料高による値上げラッシュ、円高による企業業績の悪化、サブプライムによる金融業界の赤字、景気は大きく後退にもかかわらず、内閣府経済財政政策特命担当大臣の口からは状況説明だけで対策が一向に出てきません。今回の事は減税の良いタイミングと捉えられなかったのでしょうか。
暫定税率復活の次は道路整備財源特例法が数の力で通されようとしています。テレビのインタビューに答え廃業も視野に入れている運送会社の社長さんが言っていました。「立派な道路ができても、そこに走らせる車が無いんじゃないでしょうか。」 ジョークとばかり、一言では片づけられません。
(※1) http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/130/