昨日の内に車を満タンにされましたか?
自民党はどちらの方向に一歩足を踏み出したのでしょうか。私には一段と「民主党はどれだけやれるか分からないが、一度やらせてみたらどうだろう」との人が増えたのではないかと思います。後期高齢者医療制度が追い討ちをかけています。一般庶民でさえわずかばかりの対策で長蛇の列に耐えガソリンを得ているにもかかわらず、実施後に「問題点を調べて、改善すべきは改善する」との間の抜けようです。
評論家は物言うことで生業を得ている意味であまり好きではありませんが、森永 卓郎氏の総理がわびるべきは暫定税率よりほかにある(※1)には頷ける点があります。石油の高騰、原料高による値上げラッシュ、円高による企業業績の悪化、サブプライムによる金融業界の赤字、景気は大きく後退にもかかわらず、内閣府経済財政政策特命担当大臣の口からは状況説明だけで対策が一向に出てきません。今回の事は減税の良いタイミングと捉えられなかったのでしょうか。
暫定税率復活の次は道路整備財源特例法が数の力で通されようとしています。テレビのインタビューに答え廃業も視野に入れている運送会社の社長さんが言っていました。「立派な道路ができても、そこに走らせる車が無いんじゃないでしょうか。」 ジョークとばかり、一言では片づけられません。
(※1) http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/130/