セカンドライフ

 今何かと話題の「セカンドライフ」、ネット上の仮想空間ですが、今朝の朝日新聞でも「日本語版が発表され、参加登録や操作方法が日本語対応になった」と取り上げています。世界で800万人の登録者数は見逃せず、大企業が広告媒体として、あるいは新商品のモニターとして次々と仮想空間内に店舗展開をしているといいます。仮想だけの話に終わらず、実ネットとの連携ができるソフトを開発したと発表する企業も出てきましたので、ますますその広がりをみせることでしょう。
 実社会と同様に経済活動ができ、使用される仮想通貨は現実のドルに交換もできるとのこと。先日NHKが実社会での職を辞め、セカンドライフでの不動産の売買、賃貸で生計を立てている日本人を紹介していたのには、いささか驚きました。
 登録もしていませんので様子はよく分かりませんが、報道を見る限り、実社会では得られない開放感や、新体験を求めて参加する人たちと、商売のネタとして使ってやろうとする人たちに二分されるようです。癒しを求めるのは良いとしても、これで稼ごうとするのは、仮想空間で無限といっても、参加人員は限られていますから、初期に取りかかった人に利益が集中する体質に、昔人間の私にはどうも違和感があります。
 私の場合は、セカンドライフの前にファーストライフをなんとかせねばなりません。

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