スーパーコンピューター

 パソコンの性能を左右するCPUの速度、開発により2年で倍になるというムーアの法則がありますが、もう限界とも思えるスーパーコンピューターでも開発スピードは止まらず、逆に日本はずるずるとその地位を落としているとニュースが報じています。
 年二回発表される番付ではIBMの「ブルージーンL」が毎秒280兆6000億回の気の遠くなる演算回数でこの二年半トップの地位を保っています。既にこれの3倍の速度の「ブルージーンP」を開発済みだともニュースにあります。一方、東京工業大学の「TSUBAME」は14位に、NEC製の「地球シミュレータ」が20位に落ちるなど、文部科学省のてこ入れもまだ実績として表に出てきていません。
 日本はこれまで他が開発した技術を上手に使いこなし、そこから派生する技術を生み出すことで発展してきました。しかし現時点では基幹技術では世界に大きく遅れをとることは許されません。文部科学省がどの時点でどの程度の性能と目標を置いているかは、それを知ったとしても素人の私には評価はできませんが、素人目に分かる番付の10位以内には早く顔を出していただきたいものです。

se.gif