今年は参議員選の年ですが、統一地方選の年でもあります。4月の選挙に向けて早くも事務所開きがあったり、議員さんが挨拶に見えたりと、この時期特有のバタバタです。
知事選はともかく、市町村議員選挙は利害関係が身近で、住民の関心が最も集まるところ、財政難に押された定数削減の中で、ますますどろどろ感が深まる気がします。
奈良県では2・3の市を除くほとんどの市で、議員定数を削減します。我が桜井市は20人の定数が2割減の16人に。思い切った削減と思われるかもしれませんが、ここまで財政が逼迫した状態では遅きに帰した感を持つ人が多いのも事実です。有力だった2減案が覆され4減になったいきさつも「市民の理解が得られないから」というのではいかにもお粗末です。
皆さんの市ではいかがでしょうか。これからは少数精鋭主義、こんな田舎ですら住民が入れ替わり利害関係を持たない人の目が光り始めています。いかに市を活性化するか力量が試される本来の姿になろうとしています。あの夕張市を国や道が見放したことが薬効になってくるかもしれません。