球史に残るゲーム

 この夏の甲子園は例年とはひと味もふた味も違います。高校野球の第一日目、二日目は大振りな展開で、一度崩れ出すとガタガタと、「精神力の弱さかな」と思わせたのですが、それ以降は「こんな展開があるのか」と思わせる大逆転が続く大熱戦です。
 昨日の決勝戦、今年は一試合を丸々テレビで見ることが無く、外出から帰宅して午後2時半頃、「高校野球はどうなってるのかな」とテレビをつけると、点の取り合いを予想したのとは裏腹に0対0、両エースの投げ合い、「こういう展開は長打警戒ですね」の解説者の声が聞こえたかどうか、8回駒大苫小牧先制のホームラン、負けじとその裏早稲田二塁打と敵失で走者三塁、またしても「ここは細工せずに自由に打たせることですね」の解説が聞こえたか、大きな犠牲フライで同点。
 次の回辺りでおきまりのうたた寝。4時頃目が覚め、「結果はどうだったのかな」と見ると14回、まだやってるではありませんか。そして15回、駒大苫小牧スリーアウト、これで早実の負けのない追い込まれた状況で、エース田中の気迫、遂に引き分け再試合。球史に残るゲームをやってくれました。

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