蚊、夜耳元で聞こえる羽音、いやですね。特に私は刺されやすく、しかもアレルギー体質の性か他の人の3、4倍は大きく腫れ上がります。
蚊は人の体温や人の発する二酸化炭素に集まってくるとか聞きます。そこで生協から購入している食料品の保冷用に付いてくるドライアイスを、一晩外に出してみました。するとどうでしょう、今朝見ると十数匹の蚊が見事に死んでいます。凍死したのでしょうか、それとも二酸化炭素中毒でしょうか。
雌の蚊は卵のためのタンパク質を得るために血を吸いますが、吸血を容易にするためまず唾液を注入します。この唾液が人の免疫反応を呼び起こし、痒みを生じさせるのです。動物は生き残るために状況に即した進化を遂げてきています。蚊は映画「ジュラシックパーク」の科学的根拠として使われているごとく、ジュラ紀には生息していたことが化石で検証されています。蚊にとっては痒みを起こさない唾液に進化してきていればもっと安穏に子孫を増やせたと思うのですがどうなのでしょう。それとも蚊を安易に増やしてはいけないと、もっと大きな力が働いているのでしょうか。いやいや実は蚊はスリルを好む生物なのです。