駐車監視員制度

 配達をかねて大阪に出かけました。するとどうでしょう。片側二車線の道路、今までは歩道よりの一車線にはそこかしこに駐車した車があり、その車線をまっすぐに走ることなどできなかったのですが、なんと一台もありません。今までの渋滞が嘘のよう、例の駐車監視員制度の効果抜群です。
 ところが別の道に入ると、今まで通り。相も変わらず一車線が駐車でふさがれています。大阪らしいといえば大阪らしいのですが、監視区域とそうでない区域との差が歴然。これを要領の良さというのでしょうか。
 駐車が一台も無い道路を見ると、こんどは配達する荷物の荷下ろしが心配になってきます。狭い道路に面したお店で、駐車場など無く歩道に乗り上げての荷下ろしですので、即駐車違反です。お店に着くなり奥さんに「ここ、監視員は廻ってきますの?」と訊ねたのは言うまでもありません。「この辺りは来ませんね。」の返事にひとまずやれやれです。他にもいろいろ配達の車が来ますし、自社配達の車も同様の駐車方法をしているのですから、その奥さんも不安げでした。
 一方の便利は他方に迷惑を掛けているのは事実ですが、まだまだこの制度は改善の余地がありそうです。杓子通りの運用だけは避けていただきたい気がします。

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