先日「最大公約数」を取り上げましたが、それとペアーで覚えた「最小公倍数」も取り上げないわけにはいきません。
導き方を覚えていますか? 忘れましたよね。私も忘れましたが、うろ覚えで 最小公倍数=2数の積÷最大公約数 でしたよね。これを使って導いてみましょう。
今回は頑張って3っつの数字、例えば170、255、561 でやってみます。
まずは前の2つで最大公約数を見つけます。前回のやり方で
255 ÷ 170 = 1 余り 85
170 ÷ 85 = 2 余り 0 で割り切れますので、最大公約数は 85
したがってこの2数の最小公倍数は (170x255)÷ 85 = 510 となります。
次にこの数と、3っつめの数字 561 との最大公約数は
561 ÷ 510 = 1 余り 51
510 ÷ 51 = 10 余り 0 で割り切れますので、最大公約数は 51
したがってこれら3数の最小公倍数は (510x561)÷ 51 = 5610 と導けます。
昔のことを思い出して紐解いてみるのも、たまには良いものです。