EUとのEPA合意

 EUとの経済連携協定(EPA)で合意したとのニュースがありました。「車を売るために我々を犠牲にするのか」との酪農家の反発も取り上げられていましたが、大局を見て行うのが国としての施策ですから、良いところもあれば悪いところも出るのはやむをえません。日本人の趣向にあうとろ~としたカマンベールチーズなど、価格面以外で勝負をする道は必ずあるはずで、別の商機ももたらしてくれるでしょう。
 いずれにしろナチュラルチーズの価格が下がることは、チーズ好きの私にはありがたいことです。が、如何せん16年も掛けて関税撤廃とは長すぎます。
 このEPAでは関税とは別に、伝統的な食品産地ブランドの保護の合意も行われました。現在日本で行われている基準に合う産地ブランドを保護する地理的表示(GI)保護制度(※1)のEUとの協定です。
 ここでは我が「三輪素麺」も項目の一つに入りました。今全国乾麺協同組合連合会では、輸出促進に向けての活動を進めています。各国に麺文化があり日本流の食べ方が受け入れられにくい状況での素麺の売り込みはなかなか難しいのですが、一つのきっかけになることを期待しています。

(※1) http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/

se.gif