ネット社会、これからは公衆無線LANの充実が大都市の条件になりそうです。
少し前のニュースですが、ニューヨーク市は、公衆電話を32インチのタッチスクリーン搭載タブレットに置き換え、無料でのインターネット接続ができるようにするそうです。利用者はそのブースで、近くのレストランや商店、観光スポットなどを見ることができ、もちろんメールのチェックやWEB閲覧も可能です。今や電話の機能はほとんど要らないのですが、電話を掛ける時はSkypeでどうぞ、というわけです。
設置費用から運営まで、すべてはスクリーンに表示される広告費でまかなえるとのこと。当面は250台で、将来は市全域の1万2000箇所全てを切り替えるとのことです。計画通りに事が進めば、さぞかし便利になることでしょう。
先日来述べている福岡市や京都市の無線LANの拡充に比べ、自前の端末を持たずともサービスが受けられるのは、更に一歩前進で、うまくいけば他の市も追随してくることでしょう。
ただ、公衆の端末を利用するとなれば、セキュリティ意識の向上が一層必要になるでしょう。パスワードはもちろんのこと、端末に個人情報を残さない配慮は最低限必要ですし、そのほかにも予期せぬ事態が現れる恐れもあります。私にはその辺りの知識は全くありませんが、サービスの拡充につれ追々情報が得られることでしょう。問題は、我が市がいつになったらその「大都市」に昇格できるかです。