我が家は時代の潮流に乗って全員が花粉症。一昨日の5月下旬並みのぽかぽか陽気では、たちまち鼻センサーが反応します。天気予報の花粉情報でも、紀伊半島南部は最盛期で、間もなくここ中部でも最盛期を迎えそうです。温かくなるのはよいのですが、煩わしい季節の到来です。
こんな時期の去る3日、sankei bizに「ダチョウの卵が日本経済を救う? 花粉症の新マスク」の記事。タイトルは大げさですが朗報です。
この季節には、ダチョウは人より可哀相な動物。スギ、ヒノキの抗体を持ち、その抗体は人の抗体より敏感に反応するので、人以上に花粉に反応をするそうです。可哀相に自分でマスクもできず、服薬もできず、鼻や目を腫れあがらせているのですが、卵は産んでくれます。このほどその卵から抗体を取り出すことに成功したそうです。
その抗体を用いると、人の抗体よりも早くアレルゲンの分子を包み込んでくれ、その結果人の抗体は反応せずに済むというわけです。卵が大きいのもダチョウに感謝です。1個の卵から4gの抗体が採れ、それをしみ込ませたマスクが4~8万枚作れるそうですから、価格もリーズナブルなものができるでしょう。投薬しか手のない町医者よりダチョウのほうがよほど我々に貢献してくれそうです。
ただ商品化はこれからで、今月には発売できるかも、なので、はたして間に合うかどうか。出たらすぐにでも試してみたいですね。