ステマ

 自分にとって目新しい商品を買おうとするときは、他人のその商品に対する評判が気になります。そこで参考になるようにと私共でも振り替え用紙に書いていただいたご意見(※1)ページを設けているように、多くのECサイトには購入者の感想・意見を掲載しています。
 ところがこれを悪用して、よい評判で人を呼び込もうとの手法(ステマ(ステルスマーケティング))があり、最近グルメ関連で「食べログ」が問題となりました。お店だけならばまだしも、それに絡む専門業者が介在していたのですからもう「昔からある手法じゃないか」と片付けてはおけません。
 それにしても人は見ず知らずの他人の意見を簡単に信じてしまうものなのでしょうか。いや疑心暗鬼は多くの人がお持ちのようで、信用できるのは「ネガティブ」で「「実体験が多い」クチコミ!?(※2)の調査結果にも現れています。実に嫌なことですが、他人に「いやな人」と思われるくらいの疑心暗鬼が、今の社会には求められているのかもしれません。
 しかし本質は他にあるように思います。多くの他人が持っているから私も買う。他人が美味しいというから食べる。だけではなく、自らが評価を下す資質を養うことでしょう。隠れた名品を見つけたときなどは、至福のときだと思います。

(※1) http://homepage1.nifty.com/okina_miwa/plan/message_v3.html
(※2) http://ascii.jp/elem/000/000/666/666700/?mail

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電気自動車

 最近興味を覚えるもの、それは電気自動車です。車に興味を持たなくなって久しいのですが、最近頻繁に流れる日産リーフのコマーシャルには気がひかれます。
 テスラロードスターのようにポルシェ並みの性能ながら、1000万円を超える価格ではとても手が出ませんが、補助金を加味すれば何とか手が出る価格なのもその要因でしょう。でも私の一番の要因は今まで経験したことがないことです。
 公証フル充電で200kmの航続距離も人に依れば120kmだとも、いや100km程度だとも聞き、そもそもバッテリーの劣化データはどんなだろうかとか、スカイライン2500cc並みの加速と謳っていますが、実態はどうなのだろうかとか、いろいろ興味をひかれます。
 最近のコマーシャルでは、The new オーナーとして坂本龍一氏や松山ケンイチ氏が登場しますが、昨夜「コマーシャル出演として一台づつプレゼントされたんだろな。私にプレゼントしてくれればいくらでも宣伝するのに!」と呟くと、隣にいた家人が「無理無理。知名度ゼロでは意味ない」と極まじめな応答。「『充電ステーションのないこんな田舎のおじさんも』っていいキャッチコピーができるよ」と切り返すと、無言。全く無視されてしまいました。

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今朝の三輪山

 暖かい雨の朝です。雨が降って暖かいというのも変ですが、それだけ先日の寒波が厳しかったということでしょう。この後も第二波の寒波の到来の予報です。三寒四温はもう少し後の話、今は四寒一温といったところでしょうか。


今朝の三輪山

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Vimperator

 Firefoxのアドオン、vimperatorでいろいろ知らないことがありました。

  • まず「:help」でヘルプが表示されます。これが新たな知識を得る始まりでした。
  • マーキングができます。 長くスクロールするサイトや、autopagerize関連のアドオンを入れていてページングされたサイトを見るときなど、「もう一度あの箇所に戻りたい」の場合、その箇所箇所で「ma」「mb」「mc」・・・としておくと、「’a」「’b」「’c」・・・でその位置に一気に飛べて便利です。
  • マクロが使えます。 私の場合gmailにアカウントを三つ持っていてパスワードなどをサイトに記憶させておけませんが、アカウント毎に例えばaアカウントに、「qa」「gi」「ユーザー名」「Tab」「パスワード」「Enter」「q」とマクロを設定しておけば、「@a」でいちいちその都度ユーザー名、パスワードを入れることなくログインできて便利です。
  • クイックマークの一覧が見られます。 ブックマークの代わりにクイックマークを使うと便利ですが、どのキーにどのサイトを登録したのか分らなくなってしまったりします。そんな時、「:qmarks」でリストを表示してくれます。

 その他、「:qa」で全てのタブを閉じFirefox終了、「:res」でFirefox再起動、「:addons」で拡張機能画面表示、「:delm a」でマークaの削除、「:delqm a」でクイックマークaの削除とか、今まで知らなくて随分余分なキー操作をしていました。知ると知らぬとでは雲泥の差ですね。

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うるう秒

 今年はうるう年、それに加え7月1日にはうるう秒が加わる(午前9時00分00秒の前に8時59分60秒)ようです。前回実施から三年目です。現在の時刻は、振動数に狂いの少ない原子時計によって刻まれています。しかし元をたどれば地球が太陽の周りを一周することを1年としていることから、年々ずれが貯まり、それをうるう年で補正し、それでも補正しきれない分をうるう秒で補正しているわけです。
 今回のうるう秒に対しては、多くの反対意見もあったと聞きます。多くは電子計算機でのシステム構築をされている方々です。現在社会は電子計算機によるシステムで動いています。システムに障害が出ると、昨日の東京・札幌証券取引所でのトラブルのように、大きな弊害を招いてしまいます。
 我々にはわずか一秒であっても、そのまま放置するとシステムでは日代わり、月代わり、年代わりに影響を与え、特に大きな金額を扱うようなシステムならばその影響は多大です。うるう年のように入る年が決まっていれば問題はないので、毎年あるいは数年置きと規則性が定まらないうるう秒はこまりもの、そこで現在の天文時とのずれを0.9秒以内にする原則を取り払ってでも規則性あるものにしようとの反対なのでしょう。
 今の時代、趣旨は大いに理解できますが、どんなに英知を結集して作り上げたシステムでも、自然の営みを隅々まで図り知ることはできないということでしょうか。

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Color Picker

 フリーソフトの紹介です。
 WEB製作などをなさっている方はよくお使いでしょうが、サイトを見ていて良い色の組み合わせを見たときなど、「この色のコードは何かな?」のときに使うソフトがColor pickerです。いくつものフリーソフトがあり、AutoHotkey(※1)を重宝して使っている私は、カーソル位置の色を取得するAutoHotkeyスクリプト(※2)を使わさせていただいています。スクリプトをコピーして拡張子が.ahkのファイルで保存すれば1kb以下の極々軽いソフトとして使用できます。RGB形式ですが、HTML形式にするならば red :=~以降returnまでを
  ToolTip, #%blue%%green%%red%
  Clipboard = #%blue%%green%%red%
と書き換えればできます。
 ところが多くのソフトがそうであるように、細かいピクセルを選んで色を吸い上げるのが難しいのです。そこで見つけたのがフリーソフトPixelPicker(※3)です。使い方は起動した画面部分で左クリックしそのまま色を取りたい部分にドラッグすると、PixelPickerの画面にはカーソル部分の画像が転写されます。その画面はマウスのホイールで拡大することができ、取りたい色のところでクリックすれば、その色が指定した形式で表示されます。
 グラデーション部分などもピクセル単位で取れるので便利です。ただ不満はそのままクリップボードに取り込まれないことでしょうか。

(※1) http://www.autohotkey.com/
(※2) http://hail2u.net/blog/coding/get-cursor-pos-color-ahk.html
(※3) http://www.plastiliq.com/pixel-picker

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