結び目理論

 「結び目理論」をもとにした新しいゲームが、ちょっと話題です。一本の輪にした紐を、ねじったり、絡めたりしてできる図形(つまりあやとり、あるいは一筆書き図形)の交点をランプに見立て、紐で囲まれた領域をクリックすると、その領域にある交点のランプがON→OFF、OFF→OFFのルールに基づき、すぺてのランプを点灯させる誰にでもできる簡単なパズルゲームです。ことばで説明するよりも、ゲームのホームページ(※1)での体験が手軽です。
 「結び目理論」の登場は、どんな状況での問題も必ず解けることの証明のようですが、Wikipedia(※2)などで調べても、ブラケット多項式とか、ねじり数とか、ジョーンズ多項式とか、私には全く訳が解りません。
 そういえば以前、複雑に絡み合った紐の図形があって、これをほどくと一つの綾取りになっているのかどうか? の問題を解くのに、WinKnot(※3)というソフトがありました。いまも結び目研究家にとっては便利なようです。
 ゲームがきっかけで、「結び目理論」に興味を持ち、やがてはたんぱく質の分子構造解析などに新たな足跡を残す人が出れば、すばらしいことです。

(※1) http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/math/OCAMI/news/gamehp/gametop.html
(※2) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E3%81%B3%E7%9B%AE%E7%90%86%E8%AB%96#.E7.B5.90.E3.81.B3.E7.9B.AE.E3.81.AE.E5.90.8C.E5.80.A4.E6.80.A7
(※3) http://www.hamadajuku.com/software/default.aspx

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