アヒルも怒ります

 国民不在の政界のどたばた劇、「なんやねん、これは」の思いですが、私には一つだけ良いことがありました。知らなかった言葉を覚えたのです。「lame duck」です。
 私が愛用している英辞郎(※1)によれば、「死に体◆政権を担っているが、選挙で敗れて政権を離れることになる議員、知事、大統領、政党、政権などを指す」とあります。「lame」は、同じく英辞郎では、「正常に歩けない、足[脚]の不自由な、歩行が困難な」の意味で、注釈にあるように差別用語で、使うのは差し控えたほうが良さそうですが、「lame duck」はアメリカでは、「任期を残して次の選挙への不出馬を表明した大統領」や「任期満了前の大統領の立場」を表すのに普通に使われたりするそうです。
 
 知識を得たときにありがちですが、知人に、「この言葉、知ってるか?」と話しかけたところ、「彼をアヒルに例えるのは、アヒルが気の毒だろ」との返事。実に辛らつだわ。

(※1) http://www.alc.co.jp/

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