当店の前にある桜井市埋蔵文化センターが特別展を行っているとのことで、見に行ってきました。
今回の目玉の一つは、前回の纏向遺跡の発掘で見つかった卑弥呼関連と見られる建物の柱列跡から再現した建物模型です。「これで邪馬台国の畿内説が更に有力になった」との意気込みの割には、ちょっと質素な印象です。特に上屋に比べ柱の細さが気になります。
もう一つの目玉が、茅原大墓古墳で見つかった人形造形埴輪。しかも今まで最古と思われていた物より更に古い時代とのことで注目です。顔などは新たに書き加えたのではないかと思えるくらい鮮明で驚きです。
小さな展示室ですが、それでも数組の考古学ファンの来場があり、それそれ詳しい様子で、展示物についての講釈が聞こえてきます。こういう場所としては珍しく、ここでは撮影自由です。説明文をじっくり読んで回っても40分ほど。入場料は大人200円。よろしければお越しください。