真夏日の気温になる日もでてきて、この時期ちらほらお店に素麺を求めに来ていただくようになりました。そのとき交わす会話には必ず震災の話題が出てきます。そして最後には、「ここは天災がほとんど無くて良い場所ですね」とその意味では立地の良い場所に住まいを構えた安心感が出ます。
そして話は更に、「昔の人は災害の少ない場所を身をもって知ってたんじゃないだろか?」と。 確かに、古くは飛鳥、藤原京、そして平城京はここ奈良に、平安京は京都、近江宮は大津、いずれの地も天災で大きくニュースになることはありません。遷都条件にはこんなことも入っていたやも知れず、何気ない会話が、ひょっとして歴史研究の一つのテーマになるかもしれません。