四年前の郵政選挙を越える雪崩が起きました。どこぞの報道が予想した320には及びませんでしたが、308は戦後一政党が獲得した最大議席とか。自民党政権に嫌気がさし、不安はあるが一度民主党にやらせてみようとのムードの結果でしょう。
マニフェストの実行はともかく私の興味は、選挙用のお手盛りよりもこれからの四年で産業活性化によりいくらかでも国の借金を減らせるであろうか、安倍政権がつついて大反撃を食らったあの官僚組織を御せるであろうか、公示直前に入党した田中真紀子氏が外務大臣に返り咲くであろうか、弱腰意味なし外交は改善されるであろうか、です。
この歳で政権交代に立ち会えたことは私には大きなことです。四年後、状況によってはまた大きく変わるぞとの示唆は、政治家に政治に真摯に取り組まねばならない本来の姿を取り戻させます。四年後、更にその四年後、政権はどうなっているのか、長生きに希望が持てない時代ですが、これだけでも長生きに一つ楽しみができました。