夏場に集中する手延素麺の需要も一段落し、今日は「素麺感謝祭」の日です。2月5日の「卜定際」で、今年の素麺の価格を占っていただき、そしてこの時期、「無事に夏場の需要期を乗り切ることができました」と三輪の大神に感謝を捧げます。
「今時、神様が物の値段を決め、その値段で今年は好景気になるぞとか、少し気を引き締めて商いに励みなさいとか、そんなことはないだろう」とは誰しもが思うことです。でもこれこそが「伝統」という言葉の背後に隠れた重みです。
拝殿で低頭し、神官が神に祈願・感謝を述べ、お祓いを受ける。神聖な気持ちを感じます。伝統の中で生きる者ならでは味わえないことかも知れません。
式典は11時から。それでは行って来ます。