MP3プレーヤーで難聴の危険性増大

 最近気になった記事は、ITmedia News のMP3プレーヤーで難聴の危険性増大(※1)です。
 テレビや、パソコンモニターの見過ぎは目に良くないとはよく言われます。プログラマーやディーラー、オフィスレディなど一日に8時間以上パソコンと向き合っている人も少なくなく、目の疲れや乾き、視力の低下が危惧されますが、MP3にも危険性が潜んでいるとは。
 この機会、「MP3とは」をネットで見てみました。音が波であることは周知の通りです。それを一定間隔で拾いデジタル化(この間隔をサンプリングレートと呼び、CDでは44.1kHz、ネットでのWAVEは8~24kHzだそうです)、そのデータを8bitで捉えるか、16bitかでも容量が変わります。容量を小さくしたいMP3では、このデータを圧縮するために、人には聞き取れないおおむね20Hz以下や20kHz以上の音をカットしているのだそうです。更にそれらの領域をカバーする目的なのでしょうか、低周波や高周波領域の音量を上げる曲作りもされていると聞きます。
 「MP3プレーヤーで難聴の危険性増大」は音量を上げて長時間聞くことが大きな原因だとありますが、なぜMP3に限定しているのかその趣旨が今ひとつ分かりません。ひょっとすれば、人間には聞き取れない音も実は耳の機能には必要なのかも知れません。人の体にはまだまだそんな奥深さが潜んでいる気がします。

(※1) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/14/news025.html

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