ロボコン 大好き

 少し前の休日、NHKのテレビ番組でロボコン世界大会の模様を放映していました。数学も物理も苦手な私ですが、私は昔から、この番組が大好きです。毎年、創意工夫を凝らされた様々なロボットを見ることができます。
 決められた時間の中で相手チームと複数のボールと複数のゴール(ゴールの位置により点数も異なる)を取り合うことになるので、戦術云々の前にロボット自身のスピードが年々重視されていて、その点で、ロボットの小型軽量化が進んでいるように思っていましたが、今年「目からウロコ」だったのがメキシコのチームでした。大型のロボットで素晴らしい速さを実現し、開始4秒で12点という全得点の1/5以上を稼ぐ大量得点!日本代表の豊橋技術科学大学は、健闘むなしく予選リーグ、決勝トーナメントと二戦し二敗してしまいました。番組が日本代表チームに注目した作りになっていたので仕方ありませんが、日本代表が敗退した後の決勝戦、メキシコvs中国戦で、中国が日本と同様にメキシコに最初大量得点を許しながらも辛勝したという試合も、是非見てみたかったと思います。それだけが残念。
 ・・・というロボコンを見ていて、私がロボコン好きになった原点は、夏休みの工作だった気がしました。私が作った夏休みの木工作品は、どれも動いて遊べるものだったからです。わくわくした夏休みの工作を以下再現。
 どんな物を作るか考えます⇒本を見て、父探す。私:そばで一緒に考えてる風。 木を切る前に目印をつけます⇒父:測る、私:鉛筆係。のこぎりで木を切ります⇒最初父、中すこし私(やった気分)、最後父。やすりがけ⇒私。ボンドで接着⇒簡単なのは私、あとは父。釘打ち⇒父の専門職、私:応援係。動作確認(遊ぶ)⇒父&私。
 できあがった工作は、「お父さんが作りました」といわんばかりの立派な作品。ええ、事実そうですが。今思えば、途中の「作ってます」的雰囲気を味わいつつ、最後遊ぶという美味しいところ取りしてるわけですから、工作が嫌いになるわけがありません。
 もう少し大きくなって中学生の時、学校で木工作品を作っていて「どうして小学生の時みたいにうまく作れないんだろう?あのときは上手に作れたのに」と首をかしげていましたが、なんのことはない、教室には父がいなかった事にこの文を書いていて気付きました。

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