教育

 国勢の要は教育です。その教育を担う先生の採用に贈収賄が絡む事例が摘発され、ここ数日マスコミの話題をさらっています。先日のうなぎの蒲焼きの国産偽装が、摘発を逃れるために実に複雑な取引を装い偽装を隠していたのに比べ、証拠となる書類が自由に行き交っていたのを初め、テスト結果の改ざんを示すデータがパソコン上に残るなど、お金と人脈で動くことが常態化していたのを如実に物語っています。私が物心ついた頃から「先生になるのと、市役所に採用されるにはコネがないとダメだ。」と耳にしていましたから、恐らくこれらは大分県だけの問題ではないでしょう。
 一方、教育を受ける学生に目を転じると、朝日新聞の紙面に我が奈良県の奨学金の未回収が10億円を突破したとあり、これまた実に嘆かわしい事態です。資力がなくともやる気があれば奨学金が支給され、将来の資質としての教育を受けられて、社会に出てから無利子で分割返済できるすばらしい制度が、このような泥棒行為で奨学金制度が先すぼみとなりこれから先の学生達に悪影響を及ぼさないか懸念されます。
 「最近の若者は・・」と愚痴をこぼす前に、教育制度を牽引すべき教育委員会がマスコミだけを喜ばせるていたらくでは、これら泥棒学生にお灸をすえることもできますまい。

se.gif