アメリカ大統領予備選

 アメリカの大統領予備選が面白いですね。アメリカの大統領が誰になるかで世界の趨勢が変わる現代、特にアメリカの一州と揶揄される日本には大きな影響を与える事態を面白いというのは不謹慎ですが、でも面白いです。
 これほど盛り上がるのは、国のトップを国民が直接選挙で選べる事にあると思いますし、そのことについては日本の今の状況下では羨ましくもあります。自らの政策を実現するために、ブレーンを主要ポストに並べるのも的を射たやり方です。今の日本では直接選挙はできません。が、こちらの方は十分可能だと思うのですが、選挙のためのポスト争い、省の雛壇の飾り、省の利益の代弁者ではどうしようもありません。
 共和党はマケインでほぼ決まりとの観測ですが、ロムニー、ハッカビーもまだ降りていませんので、大逆転もあり得ます。民主党の方はクリントン、オバマの一騎打ち。今までの例ではスーパーチューズデー(例年は3月)で決していたものが、今回は一歩も譲らず、このまま追いつ追われつが長引けば党として不利とて、仲介案も出てくるかと聞きますので、ますます興味がわきます。
 それにしても両者のスピーチ、いいですね。政治家を目指す若者は彼等のスピーチを取り寄せて一読されるのが良いと思います。

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