マカオ旅行記 その7

 この旅行はマカオ2泊、香港1泊。三日目は一日目と逆、マカオから香港へとターボジェットで海を渡ります。出航は9時、例によってチェックアウトに時間が掛かるよと脅かされていましたのでバイキングの朝食を楽しむため早めに起床、前日と違って朝食券のルームナンバーと名前が合わないとクレームが付きましたが、事情を説明して納得したようです。
 チェックアウトカウンターの若い女性、コンピューターを操作しているようなのですがなかなか結果が出てきません。やっとプリントアウトされた明細を見ると思い当たらない数字が。「冷蔵庫のミネラルウォーターを2本飲んだだけだ」と申し出るとすんなりそれで精算完了です。よほど操作とその結果に自信がないのでしょう。海外旅行ではチェック時の明細には必ず目を通さねばなりません。往々にして間違いがあります。マイナスに間違えている場合は、サービスだと了解します。
 無事集合時間に皆が揃い、黄さん手配のバスでフェリー乗り場へ。黄さんとはここでお別れです。三連休の中日の性でしょうか、満員の乗客で出航です。Google Earth (22 11 32.7n 113 33 34.9e ぐらいで検索してみてください。)で見ればお分かりになるでしょうが、マカオの海はやや土色に濁っています。香港に近づくと海は澄んできます。マカオと香港は河川が大陸から注ぐ一つの湾を挟んで北と南に位置しますが、この海の色の違いが両者の違いの原点で、その話は後でしましょう。
 香港では喫煙にうるさく、持ち込みも60本まで、ほとんどの場所で禁煙、見つかれば7万円近くの罰金と脅かされていました。メンバーの内喫煙者は健康を理由に次々と禁煙していて、残るはただ一名。その一名、ここぞとばかり皆に「良い機会だから、禁煙しろ禁煙しろ」と揶揄されていましたが、後で考えると入国時のチェックもなく、街中でくわえタバコの人もよく見かけましたので、実状はいかほどかと疑ってみます。でももし罰金となると痛いですから、喫煙者はご注意の程。
 香港の出迎えは清原(通称ジョン)さん、一日目に既に会っています。今回はカメラマンの女性同伴、観光途中で撮った写真を後で販売したり、免税店や契約店に案内してリベートを稼ぐのは旅行社の常です。マカオでは車内販売のクッキーや、ポルトガル柄のランチョンマットにお付き合いしましたが、ここでは車内販売にお付き合いする者はおらず、ジョンさんもさぞかしガッカリしたことでしょう。

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