よそうがい

 ソフトバンクの新料金プランは確かに「予想外」でした。
月2880円でソフトバンク同士が定額になるというプランと、
他の2社の料金プランをまるまるコピーした上に、210円引きというプラン。
一見、ソフトバンクがMNPを前にして値下げ競争に踏み入れたように見えますが、巨額の債務を抱えているソフトバンクが大きな値引きは行ないにくいのです。
まず、他社の210円引きプランは他社が対抗値下げを行なったら24時間以内に追随すると明言しています。
これはもちろん、他社の値引きに対する抑止力というものでソフトバンクの真意としては値引き競争はやりたくないということです。
さらにこのプランではオンライン請求書が基本で、郵送にすると105円高くなります。逆に他社で請求書をオンラインにすると105円安くなりますので実質価格は変わらないということになります。
つまり、単なる数字のトリックです。
使い放題の方は他社の携帯への通話はかなり割高だということと、回線が込み合う時間帯とされる21時~25時には月200分しか無料通話に含まれないということを、料金プラン設定的にはやむをえないとして目をつぶるとしても、
問題は強制スーパーボーナスとそれに伴うオプションの強制加入です。
ゴールドプランの加入には新スーパーボーナスの契約が必須ですから2880円(ゴールドプラン)+498円(スーパー安心パック)+498円(スーパー便利パック)+1029円(パケットし放題)=4905円。
これにメールやWebサービスを利用するための「S!ベーシックパック」の315円を乗せて、5220円也。
スーパーボーナスの2ヶ月無料がありますので、気がつかないでいると後で請求書をみて唖然とすることになるでしょう。
無料期間内にオプションを解約することができるという話ですので回避可能のようですが、「ブービートラップ」付きの料金プランであるといえます。
ショップに怒鳴り込んで解約しようにもスーパーボーナス縛りの違約金が数万円。
皆様、料金シミュレーションは念入りに行なっておきましょう。

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