前頭葉

 歳を経てくると若い頃に比べ何が変わってきたかと考えてみると、私の場合その一つは、新しいこと(言葉や商品や機能などなど)を受け入れるのが面倒になっていることです。
 人は持っている知識で行動することばかりではなく、時には新しいことに挑戦することで成り立っているといいます。危険性を承知しながら、可能性を求めることで進化しているそうで、ロンドン大学のドウ博士によると、持っている情報で行動する時と、新しいことを試してみようと行動する時とでは、同じ前頭葉の脳部位でも別々の部位が働き、人はこの二つの部位をバランス良く使っているのだそうです。
 
 いつの頃からでしょうか、知らず知らずに持てる情報だけで行動する部位だけを使うようになったのは。もう一方の部位はさぞかし小さくなっていることでしょうね。これ以上小さくしないために、「前頭極皮質」なるものを使ってみようではありませんか、同じ思いの同世代の皆さん!

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