稲刈り

 この時期の風物詩、稲刈りが始まっています。専業農家が少なくなり、普段は会社勤めの人にとっては晴れた土日は貴重です。先週末に比べ今朝、周りの景色は一変しました。田植えが同じ時期ならば稲刈りが同じ時期に集中するのはいうまでもありません。一面緑と黄色の絨毯が焦げ跡だらけ、刈り取られたわらの臭いが満ちています。
 ぽつりぽつりとまだ刈り取られていない稲田が「早く刈り取ってくれよ」と言っているようです。その多くには小さな紙の立て看板が立てられています。JAのライスセンター管理の稲です。田んぼはあるが人出がない、収穫された米はJAに買い上げてもらうのだし、ということで作付けから収穫まで管理の全てをJAに委託した田んぼです。農家に比べ規模が大きいといっても一度に刈り取るわけにもいかず、順番をじっと待っています。
 もう一週間も経てば周りの虎刈りも、すっかり整髪されていることでしょう。そうなると今度は北風の出番です。

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