秋田でまた7才の男児が行方不明の後、遺体で発見される痛ましい事件がありました。一軒おいて隣に住む女児が一月前に行方不明の後水死体で発見された事件も、安易に事故死で済ませられない状況です。
私が育った頃には、集落に住む住民は大人達にとってはすべて知り合いでした。子供を見かけてもすぐにどこそこの子供とわかっていましたし、側にいる大人も誰それとわかっていました。世代同居が常で、主婦が共稼ぎに出ることもまれでしたから、常に家には大人がおりその人達の目がありました。
社会が進むとその一方でひずみも出ます。核家族化し共働きが増え、隣りづきあいが無くなり数軒離れるともうどんな人が住んでいるのかもわかりません。私のこの田舎ですら班の中の人たちとは懇意ですが、一つ隣の班になるとわからないことばかりです。今回の現場が秋田といえど、テレビの映像で見る限り新興住宅地のようで、同じような状況に感じられます。
今事件への対処として、封鎖をして危険を近づけない施策が取り入れられていますが、都会でなければ個々の殻を造るのではなく連携しあって全体で治安を維持する施策があってもいい気がします。
ジョーク
プロ野球、広島カープのブラウン監督が、憤懣のあまり一塁ベースを投げて退場となったのは、ついこの前のことです。その監督と選手達がお揃いの赤いTシャツを着て練習に現れました。前には「危」の文字、そして後ろには「MY MANAGER THROWS BASES」の文字とベースが飛んでいるイラスト。誰が考えたのでしょうか。もし日本人が考えたのなら、日本人のジョーク感覚もいい線になってきた感じです。
ジョークとして練習の時だけ着用すると控えめですが、まさかこんな事でプロ野球界も新庄選手のアンダーウェアの時のように目くじらは立てますまい。
ただ私の好みからは、例えば危険物表示の「危」を「投塁王」などともう一ひねりしてほしいところです。それにしても「BASES」と複数になっていますので、ブラウン監督はまだこれからもベースを投げるんでしょうね。
ばいおゆー
ソニーがやってくれました。
新VAIO type U、VGN-UX50の発表に世のモバイラーは狂喜乱舞しております。
ソニータイマー、ソニーウィルス、周辺機器がボッタクリなど数々の悪評を持つソニーではありますが、U1,U3,U101,U50とこの手のスモールパッケージングには素晴らしい手腕を発揮します。
Core Solo 1.06GHz、メモリ512M、HDD 30GB、4.5インチ1024×600タッチパネル液晶、
IEEE802.11a/g/b無線LAN、Bluetooth、USB 2.0×1
とまあ、これだけをよく文庫本サイズ520グラムに押し込んだものです。
※実際は文庫本といってもかなり分厚いので京極堂が例に挙げられます。
加えて、開発中と発表されたのがHDDをNANDフラッシュに置き換えたゼロスピンドル機です。
ハードディスクが無いということは、動作中に落としたとしても壊れないということになります。
※液晶が割れてしまえば元も子もありませんが、ワイド保証の方向で。
消費電力的にも、発熱的にも、重量的にも、読み書き速度的にも有利です。
あとは価格の問題ですが、喉から手が5本くらい出ています。
マイクロソフトがvaio U50が高すぎるとして打ち出したのがUMPCでしたが、
それに対するソニーの返答はUMPCの数年先の目標を形にしたものでした。
第一世代のSmartCaddieと、UX50にはかなりの差があります。(解像度、処理速度など)
価格差が7万ほどありますので、住み分けができる可能性はありますが。
脳の活性化
任天堂のゲーム機が今も品薄です。例の脳の活性化をうたったソフトでのコマーシャルが、記憶力が衰えたとか頭の回転が遅くなったと感じる中高年の気持ちをくすぐったのが良かったのでしょう。
物の本によると、自然界に生息する動物はなにも特別に脳を活性化する行動をとっているわけでなく、生命の危機にさらされる状況になると、脳が活性化され危機を回避するように働くのだそうです。例えば生きるためには食料を得なければなりませんが、空腹になると出るホルモンが脳に食欲増進の反応を起こさせると同時に、活性化し獲物にありつけるための今までの記憶を呼び起こすのだそうです。学習の脳部位である海馬にもこのホルモンは作用するといいます。
人もまた動物の一種です。今若年層までにおよび問題となっている認知症。それに至る要因はいろいろとあるのでしょうが、危機感もなく安穏と過ごしていること自体が大きな要因なのかもしれません。
遺跡の保存
明日香村、飛鳥資料館で始まったキトラ古墳の白虎の公開、最初の土・日の人出は3000人、次いで4000人にのぼったそうです。近くを通った義姉の話では道路の両側には延々と駐車の列、「駐車場がありませんから車では来館しないでください」の案内でもこの始末です。
最近は考古学ブームなのでしょうか。遺跡が散在するこの地、新たな発見の後の現地説明会ではこの田舎では思いもつかない人出です。ある日店の前をぞろぞろと多くの人が歩いているので何事かと思いきや、黒塚古墳で大量の銅鏡が出土し、その現地説明会の後ローカル線に乗りきれず、近鉄線まで3駅の距離を歩いておられた事が以前にもありました。
しかしその人出の大部分は中高年です。時間の余裕もその要因ですが、若者の多くに何の関心も持たれていないのも大きな要因です。逆に今回のドタバタの保存対策には、「なぜそんな無駄金を」と思っている若者の方が多いのではないでしょうか。国の遺産をいかに次の世代に受け継ぐかは重要です。カビの発生など芳しくない結果ですが、そのために努力してきたことは事実です。物の保存もさることながら、受け継ぐ次の世代の関心を高めるのも必要ではないでしょうか。さすれば、先の落書き事件など起こるべくも無いと思うのです。
ぶりっじばんざい
問題です。
9 3 | ||||
T 8 5 4 3 | ||||
J 9 | ||||
K J 7 3 | ||||
N | ||||
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S | ||||
Q T 7 | ||||
A K Q 9 | ||||
7 8 5 | ||||
A 4 2 |
花よりそうめん
店に若いカップルがみえて、ショーウィンドウをなにやら品物を決めかねるようにのぞき込んでいます。「贈り物ですか?」と問いかけると。「ええ、母の日のプレゼントに」。若者が母親にプレゼントをするために品物を選んでいるのかと思うと、こちらも何となくうれしくなり、「いろんな詰め合わせができますか?」の依頼にも、すぐに無理をきいてしまいます。
素麺屋でありながら、母の日に素麺をプレゼント、など考えもしませんでしたが、これからの高齢化社会には案外といいかもしれません。「お酒を飲んだ後にラーメン」は若い頃には常道でしたが、歳を重ねてくるとにゅうめんのほうがずっとさっぱりして良い気がします。飲み屋さんに納めたりもしていますので、そう感じている方は他にもおられるのでしょう。ネットでも母の日プレゼントで注文をいただいたこともあり、これは新たな需要拡大になるかもしれません。
母の日とくればカーネーションですが、「花よりだんご」ならぬ「花よりそうめん」なんて言葉が生まれないか、ちょっぴり期待です。
キャンペーン
東芝の英国法人が、ノートパソコンのキャンペーンをやっているそうです。来月からのドイツ、ワールドカップサッカーでイングランドチームが優勝すれば、購入金額の66%を払い戻すというのです。故障者が出ているとはいえイングランドは優勝候補の一つですから、おいしい話です。賭事が好きな英国人のこと、パソコンを買おうと思っている人、やがてはと思っている人たちは乗ってくることでしょう。
東芝さん、本国の日本でもどうです。日本が優勝すれば、全額いや倍額を払い戻す、ってのはどうでしょうか。
いやすみません、前言は撤回します。熱烈なサポーターに叱られそうです。えっ、「オッズが低すぎる」ですって。 いえ私が言ってるのではないですよ。念のため。
ぴーえすすりー
E3前のプレス発表会にて、ついにPS3の発売日と価格、仕様が発表されました。
原価が予想以上に跳ね上がったようで、機能を削ぎ落とした低価格仕様も用意されています。
低価格とはいっても$499。日本では税抜き59800円ですから、かなりの高額です。
もう1つは$599で日本ではオープン価格となりますが、まあ75000円くらいでしょうか。
XBox360が4万円を切るくらいですから...っていうか、パソコン買えます!(爆)
ブルーレイにCellプロセッサーでハイビジョン高画質の映像をグリグリ動かして、
無線LANでネット対戦、ハードディスクにゲームをダウンロードもできる。
と、まあゲームも随分贅沢になりました。
×箱もHD-DVD対応が出るまではどう転ぶかわかりませんし、私のスタンスとしては「待ち」であることにかわりはありません。
発売当初39800円であったPS2も現在は2万を切りますし、
将来的に安くなることに期待しましょうか。
品性
一時期得意先つながりで、モラロジーの集まりに参加していたことがありました。廣池千九郎博士が提唱された思想で、一部私の考えと異なる部分もありますが、「人としての向上は徳を積み品性を高めることにある」の考えには共感を覚えました。
なぜ今この「品性」という言葉を思い出したかといえば、最近やたらとテレビで目に付く文化人がその要因です。最初の頃は私などの知り得ない知識を基に、これまた考えつかない角度からの評論に、「あぁ、なるほど」と知性の程を感じたのですが、最近はのべつくまなしで、それほど知識が深まっているとも思えず、人の話をさえぎってまで自己主張を鼓舞する、まるで名前を売って少しでも稼ぎをあげようとする駆け出しのお笑いタレントのように感じてしまいます。
文化人と呼ばれる人たちは、私のような庶民と違ってある意味一段上の品性をお持ちのはずですが、どうしてそれを向上しようとなさらないのでしょうか。まずお金ありきなのでしょうか。