スピーチ

 NHK BSで放送された ゴールデン グローブ賞の授賞式、ご覧になりましたか? 映画部門以外にテレビのドラマ部門も含んでいて幅広く、特に映画部門はアカデミー賞の前哨戦として注目度の高い賞です。
 今回は候補作品についての知識が全くなかったために、「この作品が取ったんだ」という感動はなく、「受賞者がどんなスピーチをするか」が興味の中心でした。アカデミー賞も含め、今までで最も印象深かったのは、もう何年も前、特別賞の栄誉に輝いたローレンス・オリビエです。ところが最近のスピーチはユーモアも少な目、感動もなくなりました。ほとんどが関係者への謝辞に終始して、家族への礼など、元は感動的な部分もあったのでしょうが、今はマンネリで気持ちと言葉が相まっていない感じがします。
 そんな謝辞の中で面白かったのは、「HOUSE」のヒュー・ローリーです。実に軽妙でした。そして、さすが初の女性大統領と声がかかりそうだったのが、「COMMANDER IN CHIEF」のジーナ・ディビスです。今回の授賞式で、最も面白いスピーチではなかったでしょうか。
 ネットを見ていると、私と同じ感想の方がおられました。いえ、わたしよりずっと以前にです。スピーチの英文も記されています。詳しくは映画で学ぶ英会話(※1)をご覧ください。
 あなたが受賞者ならばはたしてどんなスピーチをなさいますか? 考えてみるのも一興です。

(※1) http://allabout.co.jp/study/cinemaenglish/closeup/CU20060119A/index.htm

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