我が家は今、柿であふれています。和歌山には及びませんが、我が奈良県も柿の産地。同じ垣内の娘さんが柿生産農家に嫁がれたこともあって、お知り合いの方に、そこで採れた柿をお贈りしています。贈る手前、今年の柿はどんなできかと、購入したのが一箱。その娘さんが「おばちゃん、これも食べて!」と持ってきてくれた種類の違うのが、一袋。知り合いから「これ、お裾分け!」ともらったのが一袋。親戚の農家の収穫が二袋。ここのところ、食後のデザートは柿状態が続いているのですが、まだまだ当分続きそうです。
柿は昔から、酒の酔い覚ましに効くとされています。そのほか、渋柿からとる柿酢が人気だったり、カリームが多いだの、アストラガリン、ポリフェノール、タンニンなどなど、テレビ番組の影響かやたらとカタカナが体に良いと耳に入ってきます。私はそんなことはど~でもいいのです。食べて美味しい、それだけ、そう私は柿好きです。
るーときっと
ソニーウィルスことrootkitが一部で問題になり、訴訟まで起こされる騒ぎになっているようです。
ソニー製の音楽CDをパソコンで開くと専用プレーヤーのインストールと一緒にrootkitと呼ばれるプログラムがインストールされます。rootkitはOS自体を一部書き換えるようなもので、特定のファイルやレジストリーをシステムから見えなくしてしまいます。一緒にインストールされるコピー防止プログラムを隠蔽するわけです。
要はコピープロテクトなわけですが、このrootkitが市販のアンチウィルスソフトでも発見できないほどの代物で、実際問題のCDが発売されてからrootkitが発見されるまで8ヶ月近くの時間を要したのです。
問題はこのrootkitがウィルス開発の土台になることです。
ウィルス感染を発見できなくなってしまえば、対策が取られる前にウィルスが蔓延してしまう恐れがあります。セキュリティーソフトメーカーから要対策の認定を受けるのも当然のことです。
また、たちの悪いことに現状でこのrootkitは完全にアンインストールすることができないのです。
その働きを止めるパッチがあるだけにすぎません。
CDが売れない→コピーが増えているから→パソコンが悪い
というロジックが働いたのでしょうか。
よくもまあこんな無茶をしたものだと思います。
ちょっとやめてみよう
以前頭の中が吹き出物で荒れてしょうがなく、家族からの「シャンプーが合わないのだろう、替えてみたら」との忠告をお話ししました。忠告通り替えてはみたのですが一向に良くなりません。それとは別に10月31日のこのブログで、「ヨード液のうがい薬は効果がない」記事を見て、ショックを受けたお話をしました。それ以来ヨード液はやめて、水だけでうがいをしています。するとどうでしょう、頭の荒れが急速に良くなってきたのです。これだけで因果関係があるとは言えないのですが、「あらっ、不思議」くらいの改善ですので、「これは何かあるな」と感じています。
女子高生のタリューム事件が報じられています。これほど極端でないにしても、自分の体に訳の分からない変化があるときは、何気なく習慣的にやっていることを一時やめてみるのも手かもしれません。「じゃ、お酒をやめろ」って、 いやいやここのところは、何事も分量が問題! ということでいかがでしょう。
生皮
NHK BSで今放送されている「ローハイド(RAWHIDE)」、ご覧になっていますでしょうか。私の年代にはたまらなく懐かしいです。狭い家に住み、小さな村に育つ少年(おこがましいですが私です)が、予想すらできない広大な大地を数千頭の牛を引き連れて旅をするドラマに、魅了されないはずはありません。
今観れば、シンプルなストーリーに特に引き込まれるところはありませんが、西部男の心情に懐かしさがこみ上げてきます。あの上端・下端が太くなったフォントにも魅せられ、気取ってノートに真似てそれらしくアルファベットを書いたものです。
なんといっても極めつけは、フランキー・レーンが歌う主題歌です。意味も分からず音だけを真似て「ローレン、ローレン、ローレン」と得意げでした。今例えばlyrics(※1)で歌詞を見ると、「Rollin’, rollin’, rollin’」だったのですね。「ゆっくり進め、進め、進め!」の意味なのでしょうか。
今や大スター、大監督、クリント・イーストウッドのなんと若々しくはつらつなこと。その中にどことなく大スターへ上り詰める雰囲気を感じさせます。私にとっては懐かしさでいっぱいですが、初めてみる若者にはこのドラマはどう映るのでしょう。
追) クリント・イーストウッドといえば、アカデミー賞を獲った「ミリオンダラーベイビー」、必見です。エンディングのクレジットが流れる中も、自分の中では未だエンディングせず、余韻の残る映画っていいものですね。
(※1) http://www.stlyrics.com/lyrics/televisiontvthemelyrics-sciencefictionwesterns/rawhide.htm
ぶりっじばんざい
問題です。
T 7 4 | ビッドはE-1C、S-1NT、W-2D、N-3H、E-3S、S-3NT、All Pass と進み、コントラクトはSの3NTです。 WはクラブQをリード、これを取った後ダイヤQをリードしました。Eからは9、これをAで取り、ハートAをリードしたところ、Eはスペードをディスカードしました。ビッドとこれまでのプレイからWのクラブはシングルトンで、スペードAはEにありそうです。Sのプレイをこの後どう続ければよいでしょう? |
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K Q 7 4 3 2 | ||||
7 4 | ||||
9 2 | ||||
N | ||||
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S | ||||
K 9 5 | ||||
A J 5 | ||||
A K 6 | ||||
J 7 6 4 |
インターネットバンキング
「インターネットバンキングって便利だろうな」と思うことがあります。手数料は安くしかも、仕入先への振り込み支払い、入金の確認、当座への振り替え、全て事務所にいながらできるのですから。
ところがまたもや、その利便性を逆手に不正振り替えが世間を賑あわせています。この5月にみずほ銀行、他二行で不正な振り替えが発覚して以来、銀行はキーロガーやスパイウェアーの対策に、ソフトキーボードや乱数表採用などいろいろな手法を取ってきましたが、今回は千葉銀行、北陸銀行、城北信用金庫と金融機関名でCD-ROMを送りつけるという新手です。取引の個人情報が漏れているのは言語道断ですが、元来情報は漏れるものと心得ておかないといけないのかも知れません。
問題はIDとパスワードです。ウィルス対策ソフトは新種のウィルスには後追いですし、全ての対策が万全とは言い切れません。強いていえば、インターネットバンキングだけのためのパソコンを別に持つことでしょうか。もちろんメール、P2Pは行わない、無線LANもしない、ファイルの共有はない、銀行サイトにのみ接続する、できればOSは汎用性のないものにする、などなど。
結局現状のリスクを考えてもなおインターネットバンキングをしたいのかといえば、私の場合そこまではと二の足です。なにせ支店が歩いても5分足らずのところですので、こんなのんきなことを言っていられるのかも知れません。でも待たされるのだけは何とかならないものでしょうか。
パズルに挑戦
自称、永年のパズルファンです。パズルは頭の体操、根強いファンも多く、パズルを題材としたテレビ番組もいくつかあります。毎刊ごとにパズルが一つ付く雑誌も発売されていますし、著作権がどうなっているのか心配なのですが、100円ショップでも売られています。
私の場合、ネットで紹介されていると自分で作ってみたくなる性分です。今回挑戦したのは Cagedknot(※1) 、家族の「又始まった」の冷ややかな目を後目に、買ってきた木を鋸でぎこぎこ。道具がないので直角を出すのが難しく、接着してもうまくおさまりません。それを又ヤスリとサンドペーバーでごそごそ。
考えてみれば私の場合、できたパズルを解くことよりも、作ること自体がパズルなのです。
(※1) http://www.asahi-net.or.jp/~uy7t-isn/Puzzle/CagedKnot/
すまーとふぉん
私は、いわゆるモバイル機器が大好きです。
モバイル遍歴としてはjor690 E21 c760と3機種を渡り歩いていますが、ガタがきたら買い換えてという5年程度の購入歴です。パソコンも使いますが、モバイル用のPDAにはパソコンよりも起動速度が圧倒的に早いという特色があり、普段からよく持ち歩いています。
メールとネットブラウズはこの手の機器のお約束で、以前はデータ通信用にPHSを契約していましたが、携帯電話と2台分の料金を払うのが嫌になって解約し、無線LANカードを購入して通信環境をととのえました。
海外ではPDAと携帯電話を組み合わせたスマートフォンというものが流通しております。日本の携帯は独自進化によって高機能にはなっていましたが、PDAとして使えるほど自由度のあるものではありません。日本でも出ればいいのにと非常にうらやましく思っていました。
最近、日本版のスマートフォンというべきウィルコムの端末が発表されました。AIR-EDGEで有名な会社ですからもちろん通信定額は可能です。まだブラッシュアップは必要なものの非常に楽しみな端末なのですが‥‥‥自宅が通信エリアに入っていません。
うらやましく思いつつ指をくわえているだけの状態は続きます。
プロへの挑戦
アマチュアの瀬川さんが、プロとの6番勝負に3勝し晴れて希望のプロ資格を得たのは、将棋ファンならずともご存じでしょう。プロ相手に7割の勝率があったとはいえ、奨励会以外にプロへの道を開く初めての道だったのですから、ニュースのインパクトもかなりありました。
私の子供時代の室内での遊びといえば、トランプ、五目並べ、それに将棋。ほとんどの大人が将棋をやりましたから、自然と子供達に受け継がれました。ところが今の子供達はほとんどがテレビゲーム等の電子ゲーム。それで育った人が父親となっている時代ですから、将棋や囲碁人口は急速に減少しています。
今回の処遇は、「6番中3番勝てばプロになれるなんて、我々の苦労はどうしてくれるんだ」と、奨励会から極々狭いプロ4段を目指して頑張っている若者にとっては大きな不満です。でもそのシステムをうち破って瀬川さんは大きな勝利を勝ち取ったのです。彼がプロとなって勝ち進めばますます話題は高まるでしょう。今回の勝負で一番の勝利者は、日本将棋連盟の米長会長ではないでしょうか。
現地見学会
奈良県教育委員会主催の、国宝唐招提寺金堂保存修理事業現地見学会に、インターネットで申し込み、この土曜日に行って来ました。地上高2m程のコンクリート基礎に大型のH型鋼で組まれた修理建屋は、天平の建物群の中で異様です。
屋根の重みによる構造物のゆがみが修理の要因と聞いていましたので、屋根及びそれを支える構造部分の修理かと思っていましたが、修理過程の写真展示を見ると、36本の大円柱も取り除かれ、本尊盧遮那仏や薬師如来、千手観音などを安置する基壇までが修理の対象となっています。
平板に横木を打ち付けた昇りにくい階段を2階、3階と上がると、屋根と天井を取り去った状態の気組みが目の前です。所々に新しい部材が埋め込まれています。年輪年代調査で781年に伐採された垂木部材が展示してあり、諸説ある建立年代ですが、少なくとも鑑真和上はこの金堂の創建を待たずに亡くなられたようです。
解体前の写真を見ると、ゆがみは過去四回の修理にもかかわらず危機的状態にあったようで、小学校の時に「天平建築の独特の勾配」と教えられた屋根の傾斜は、実はかなりたわんでいたのかも知れません。
薬師寺もすぐ近くのこの界隈、ポカポカ陽気の土曜日とあって見学の人もかなりの数です。観光バスでしょうか、団体客の長い列を見て、「一緒でなくて良かった」と胸をなで下ろしたのでした。