TPP発効

 昨日30日に発効したTPP条約により、著作権が没後50年から70年に延長されました。山本周五郎ファンとしては、非常に残念です。
 青空文庫の努力により18作品が無料公開になっていましたが、今後増えることのないのが残念です。特に今まで読んでいなかった「赤ひげ診療譚」は短編8編の内7編が公開、残り一つ、おしい、もう少し頑張ってくださっていれば、なんて勝手なことを思っています。
 「そんなに好きならば買って読めばいいじゃないか」と言われるでしょうが、すべての本ではないですが手元にあることはあるんです。でもデジタル本の手軽さ、便利さに慣れた今では、読み返すにはベストの媒体なんです。

 ところで著作権が再発生した今、すでに公開された18作品は今後どうなるのでしょうか? もし権利関係でもめて削除されるとなれば、今のうちにダウンロードしとかなきゃいけませんね。

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しめ飾り

 子・孫が協力して作ったしめ飾りを持ち帰ってくれましたので、今年の年末にはそれを玄関に飾ります。
 そもそもお正月に門や玄関にしめ飾りを付けるのはどういう意味なのでしょうか。子供の頃から親がすることを漫然と真似、何の疑問も持たずそうしてきましたが、これではテレビの5才の娘に「ボーと生きてんじゃねぇーよ」と言われそうで、ちょっと調べてみます。
 神社や家の神棚に飾るしめ縄は、神の領域を示す結界ですが、お正月の各家庭のしめ飾りには諸説あるようで、その中で私は「神様を向かい入れる準備がしっかりできていることを神様にお知らせする」説がふさわしいように思います。
 持ち帰ってくれたのは住まいする場所柄関東風で、関西とはかなり風情が違います。この地域での違いはどこから出てきたのでしょう。残念ながら、この理由を解説するサイトは見つかりませんでした。まだまだ「つまんねぇやつだな」とはなりそうもありません。

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怠け癖

 私どものショッピングサイトでは、お客様や送り先様の住所を記載していただくのに、先人の知恵を借りて、郵便番号を記入していただくと郵便番号簿記載の住所(概ね番地の前まで)を自動で住所欄に記入されるようにしています。問題は郵便番号の改訂です。
 郵便番号サイトに接続してそこからデータを抽出してくれば、変更にも即対応できるのですが、万一サイトアドレスの変更に気づかなければ大変ですし、表示も遅くなってしまいますので、データそのものを同じサーバー内に取り込んでいます。
 郵便番号が7桁になった当初は改訂が頻繁で、その都度データの更新をしていましたが、改訂が少なくなるにつれ人の怠惰が出て、お客様の指摘で改訂に気づき慌てたりしていました。最近ではトラブルもなく定期的なデータの更新もおろそかになっています。
 昨日久しぶりにデータの更新をしました。JPのサイトから落としてきたファイルと現ファイルとを見比べると、容量は変わりません。しかし中身を見るとやはり同一ではありません。
 この1年、クレームがなくて幸いでした。ひょっとして気づかれても書き換えていただいていたのかもしれません。怠惰が身についてきていますので、もしあなたが気づかれたならば、大したこともないと捨て置かず、ぜひご指摘ください。

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悪あがき

 外観を見てお分かりのように、このブログのページの作成には WordPress を使用しています。Wordpress はプラグインを含め更新が頻繁で、度々更新の案内が表示されます。
 今回の更新は今までと違って、エディターが全く別物になるとのことで、しばらく更新をためらっていました。以前テーマを安易に更新し、差し替えていた画像が吹っ飛んだ苦い経験があるからです。
 でも時代に取り残されるわけにはいきません。昔のエディターに戻せるとのメッセージもあり、昨日更新しました。日本語バージョンにしたつもりですが、エディターは日本語、英語の混在です。まだ過渡期なのでしょうか。
 「予約投稿」の項目が見つかりません。あちこち触ってみて、「Status & Visibility」の矢印をクリックし、「Publish」の immediately をクリックすればカレンダーが表示され、投稿指定日時刻の設定ができることが分かりました。こんな調子ですから、どう便利になったのか、今のところ全く分かりません。
 でも使い慣れた前のエディターに戻すこと無く、これを使っていこう。それでなければ時代に取り残される危惧を感じるからです。もう既にいろんな分野で相当取り残されているとは思うのですが、少しばかりの悪あがきです。

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潜在予備軍

 一昨日「ピタゴラスの定理ってどう証明するの?」と訊かれて、さてどうだったか、記憶では直角三角形の各辺の外側に正方形を書いて、面積が等しくなるよ、だったので、図形を書いてやってみますが行き詰まってしまいます。
 普段「何でも訊きなさい」と言っている手前、誠に恥ずかしながらネット検索をします。面積方式では途中の三角形の合同を使うことが抜けていたのに気づきましたが、それよりもなんと証明方法の多様なことか。そちらの方に驚きました。
 先日の「ちゃらんぽらん」じゃないですが、何事も一方面からだけでなく、多方面からのアプローチをしておくことが確かに大切で、一つがだめならばそのことに捕らわれるあまり、それ以上発想が広がりません。
 ひょっとすると、私もアルツハイマー病潜在予備軍かもしれません。今からでも間に合うでしょうか?

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ちゃらんぽらんの薦め

 最近物忘れがひどくなり認知症が気になります。歳を重ねたから起こるものでも無く、若年性もあるとのこと。そんな最中、アルツハイマー病予防の記事(※1)に目がとまりました。
 その中で通常いわれている運動、食、睡眠とは別に、「脳への新しい課題」が私には新鮮でした。新しい試みをして、物事を新たな方向から考える、あるいはより深く考える習慣を付け、脳が処理する途中で障害に遭遇しても、別の解決ルートを見つけやすくするように、普段から鍛えておくことのようです。
 何事も一途ではなく、時にはちゃらんぽらんでも、いくつもいくつも案を出す、そういう脳の方が良いのでしょう。だとすれば何事にも一貫性の無い私は向いているのかも知れません。皆さんにちゃらんぽらんを薦めることにしましょう。

(※1) https://www.lifehacker.jp/2018/11/179887-alzheime-dementia_mylohas.html

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ネット上の人間性

 私の暇つぶしの筆頭は、トランプゲームのコントラクトブリッジです。近くで楽しむ仲間が見つかりませんので、もっぱらネットでの一人遊びです。利用しているサイトは Bridge Base Online(※1)。カードゲームの王様とも呼ばれ、アガサ・クリスティーの小説や、イアン・フレミングの 007 シリーズで重要な役割を果たしたりしています。
 仲間がいないのは残念ですが、オンラインの良さは、気軽に入れて気軽に抜けられる点です。嫌なところは人間性の悪い面が如実に出る点です。ゲームですから人間性が出るのは当然ですが、人が面と向かってプレイしている場合には誰もが持つ人格が制御して出てこない汚い言葉が飛び交います。パートナーに向かって「なぜハートを返してこないんだ!! idiot 」。実はそんな人に限って、ハートが無く返したくとも返せないパートナーのハンドが読めていないのです。
 コントラクトを無理矢理獲得してプレイをやりたがる人も困りものです。無理を承知でビッドしてディクレアラーになってプレイできればそれで良しのタイプです。つきあうのも嫌になり、一人抜け二人抜けしてテープルは崩壊です。
 嫌なことがあると切れてしまう人は、もっと困りものです。「7NT」とビッドしてすぐにいなくなってしまいます。残された人は、4人揃わないとできませんから別の一人が入ってきて「ビッドをやい直して良いですか」をしてくれるのを待つか、テーブルを放棄するかです。
 もちろん本来の紳士淑女の方もおられます。テーブルに入ると「hi all」の挨拶、パートナーへのプレイには「glp」、「wdp」、自分への賛辞には「typ」、「tyoppts」などなど。ただそんな人は少ないですし、他の人の反応が無いので言葉少なになっていくのが残念です。
 顔が見えないネット上です。苛立ちや怒りをぶつけたいのは山々でしょうが、逆に良き人間性を鍛える場と切り替えてみては如何でしょうか。

追)このブログの最初の頃には、先生にブリッジの記事を多く書いていただいていました。ぜひ「ぶりっじ」で検索してご覧ください。(ただ昔のtableタグでの記載ですので表示がくずれます)

(※1) https://www.bridgebase.com/client/currelease3/bbo.php?cb=ysSDeimvGU

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バイリンガル

 貿易商社ならずとも業務内容がグローバル化している現代では、多国籍言語を話せる人は引く手あまたです。かつては英語だけが特別で、昔会社勤めの頃会社が主催する英会話教室に応募したこともありますが、今は英語を介さず中国語を筆頭に関係相手国の言語で直接コンタクトすることが望まれています。
 そんな世情を反映してか、言語ソフトの開発はめざましいものがあります。話した言葉を相手国の言語に翻訳して端末に表示して、それをお互い見せ合うことで意思疎通をしたり、イメージセンサーで文字を検出して自国語に変換して表示したり、さらにはしゃべる言葉をリアルタイムで変換して相手のイヤホーンに流す機器まで出てきています。
 果たしてこれらの機器の機能向上がどんどん進めば、これまでのバイリンガルは不要となってくるのでしょうか? 恐らくそのような時代が来ることでしょう。外国語ができなくとも普通に会話し、お互いの気持ちが分かり合える、想像するだけで楽しくなってきます。

 現状の機能についてはよく知りません。意味を伝え合うことに重点が置かれているようですが、書く方ではどうなのでしょう。同じ内容でも、自分用、友達同士、ビジネス、フォーマルと、ケースバイケースで文章内容は異なってきます。当然語彙力も問われます。かつて日本の英語教育は、「読み書きはできても話すことができない」と痛烈に批判されました。とことん英単語を覚え、文法を理解し、文章を書く、そんなかつての英語教育が見直さられるならば、時代に逆行するようでそれはそれで面白いですね。

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思わぬ知識

 最近テレビをほとんど観なくなりました。その代わりに Amazon Prime Video を楽しんでいます。ところが三週間ほど前から、画質が悪くなり現在の速度では表示できないとアラームが出て、映像が停まってしまいます。近所に新築が2軒建ち、回線が狭くなったかと疑いながらも、どう対処すれば良いのか分からないので、契約光回線会社のサービスに電話をしてみました。
 てっきり回線速度のグレードを上げろとの話が出ると予想しましたが、その件には一切触れられず二つの対策を教えてくれました。
 一つは、モデムとルーターのリセットです。我が家の物は電源を入れ直すリセット方式ですが、それにも順序があり、切るときはルーター、モデムの順に、再度電源を入れるときは、モデムの電源を入れ、三つのランプの点灯を確認した後ルーターの電源を入れること。
 もう一つは、Wi-Fiの規格には 2.4G と 5G の二つがあり、2.4G はチャンネルと他のチャンネルとで周波数帯域が重なる部分があり電波干渉を起こしたり電気機器の電波には影響される事がある。一方 5G はチャンネル間の重なりは無いが、発信側と受信側の間の電波障害を受けやすい。いずれが良いか切り替えてみること。

 こんなトラブルが無ければ知ろうともしなかった知識です。今回は 5G に切り替えると観られるようになりました。ひとまず楽しみは続けられます。
 でも今後は最初に頭に浮かんだ回線速度そのものも心配です。今やインターネットトラフィックの半数を、Youtube や Netflix に代表される動画配信が占めていて、私すら観ていることからも今後益々増えることが予想され、回線速度を圧迫してくることでしょう。回線会社はこの先どの当たりまでを見つめているのでしょうか。まぁ私が心配してもしようがありませんが・・・。

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夫源病

 「夫源病」という言葉をこちらのサイト(※1)で始めて知りました。記事によると「夫の何気ない言動や存在そのものが強いストレスとなり、妻にめまいや頭痛、不眠、気分の落ち込みなど更年期障害のような症状が現れる病気」とのこと。退職までは「こちらが食べさせてもらっているという気持ち」で堪えられたが、退職後は夫の態度、言動に我慢ができない。ストレスが大いに貯まる症状のようです。
 今の共稼ぎの多い若い世代の夫婦では、お互い補わねばならない状況ですから、この病は中高年の奥さんに見られる症状でしょう。甘~~い、と言われるかも知れませんが、そもそも夫婦とはオー・ヘンリーの「賢者の贈り物」ではないですが、お互い相手の事を思っての行動があってのものでしょう。お互い自分の事を思ってくれているとの思いがあってこそ、心の結びつきがあるのでしょう(・・・・・・・)。それが感じられないのであれば、短い人生、早く解消すべきです。自立心を付けるべきです。

 なにかいっぱしの事を述べていますが、実は不安があります。「夫源病」があるのならば、「妻源病」もあるはずです。それがそこまで来ているようで不安なんです。

(※1) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1808/16/news040.html

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