私の暇つぶしの筆頭は、トランプゲームのコントラクトブリッジです。近くで楽しむ仲間が見つかりませんので、もっぱらネットでの一人遊びです。利用しているサイトは Bridge Base Online(※1)。カードゲームの王様とも呼ばれ、アガサ・クリスティーの小説や、イアン・フレミングの 007 シリーズで重要な役割を果たしたりしています。
仲間がいないのは残念ですが、オンラインの良さは、気軽に入れて気軽に抜けられる点です。嫌なところは人間性の悪い面が如実に出る点です。ゲームですから人間性が出るのは当然ですが、人が面と向かってプレイしている場合には誰もが持つ人格が制御して出てこない汚い言葉が飛び交います。パートナーに向かって「なぜハートを返してこないんだ!! idiot 」。実はそんな人に限って、ハートが無く返したくとも返せないパートナーのハンドが読めていないのです。
コントラクトを無理矢理獲得してプレイをやりたがる人も困りものです。無理を承知でビッドしてディクレアラーになってプレイできればそれで良しのタイプです。つきあうのも嫌になり、一人抜け二人抜けしてテープルは崩壊です。
嫌なことがあると切れてしまう人は、もっと困りものです。「7NT」とビッドしてすぐにいなくなってしまいます。残された人は、4人揃わないとできませんから別の一人が入ってきて「ビッドをやい直して良いですか」をしてくれるのを待つか、テーブルを放棄するかです。
もちろん本来の紳士淑女の方もおられます。テーブルに入ると「hi all」の挨拶、パートナーへのプレイには「glp」、「wdp」、自分への賛辞には「typ」、「tyoppts」などなど。ただそんな人は少ないですし、他の人の反応が無いので言葉少なになっていくのが残念です。
顔が見えないネット上です。苛立ちや怒りをぶつけたいのは山々でしょうが、逆に良き人間性を鍛える場と切り替えてみては如何でしょうか。
追)このブログの最初の頃には、先生にブリッジの記事を多く書いていただいていました。ぜひ「ぶりっじ」で検索してご覧ください。(ただ昔のtableタグでの記載ですので表示がくずれます)
(※1) https://www.bridgebase.com/client/currelease3/bbo.php?cb=ysSDeimvGU