てきせいかかく

 UMD-Videoという規格をご存知でしょうか。
PSP専用の動画ソフトです。DVDの小さい版というところでしょうか。ウリは、携帯用の小型DVDよりもPSPの方が小さいので持ち運びが楽ですよ。どこでも映画を見ることができますよというものでした。
私はPSP購入当初に東京まで遊びに行った際、バイオハザードを行きの新幹線で見たら、あまりの快適さにバイオハザード2を買って帰りの新幹線で見たという経験があります。
確かに快適なこのUMD-Videoですが、売れてないそうです。
まずは価格の問題。セルビデオの標準価格といえばそうなのかもしれませんが、1本あたり3000円~4000円、物によっては6000円という価格帯はあまりに高すぎます。
PSP専用ということは裏を返せば小さい画面でしか見れないということです。ディスク容量の関係で特典映像もDVD版に比べて少なくなるかカットされています。残念ながらDVDと同じ価格の価値はありません。
もう1つはPSPでの動画再生はメモリスティックからもできるということです。それなりの手間はかかりますが、パソコンがあれば再生用のファイルを作ることができます。
テレビパソコンを使っている人なら、録画したデータをPSPで見ることができますし、セルDVDをばんばか買うような動画マニアならリッピング&エンコードしてPSP動画を楽しむことでしょう。
 UMD-Videoが売れないはずです。私自身、買ったのは前述の2本だけでした。
 最近、980円の廉価版が再リリースという形で発売されましたので、家電量販店で15%引きの832円で取り寄せ&まとめ買いを敢行しました。レンタルが1本300円前後、動画作成の労力を天秤にかけてもまあ、買ってもいいかなと思うラインとして、だいたいこのくらいが適正価格ではないでしょうか。
ただ、今までの低迷でUMD-Videoの置いてある店舗自体が少なくなってしまいました。
私も下調べをした上で取り寄せてもらっての話です。
新幹線でPSPをレンタルするというサービスが試験的に開始されるそうですし(グリーン車のみですが)UMD-Videoが車内で購入orレンタルできるようになるといいかもしれません。

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闊達な判決

 最近の裁判の判決は、以前は横並びの感を受けたのに対し、随分と変わってきたように感じます。
 昨日の「藤井元総裁の提訴は筋違い」とはねつけた裁判記事はお読みになりましたでしょうか。三年前ですからもうお忘れかも知れません。道路公団民営化論議の最中、当時の藤井総裁は「債務超過ではない」と明言していたのに対し、債務超過を示す財務諸表が現れ、「知らない」「正式でない」など歯切れが悪く、国会でもその都度答弁が変わり、民営化推進委員会の席でもつっこまれて途中退席するなどで、当時の石原国土交通大臣に解任を言い渡されたのです。
 火を付けたのが文芸春秋。道路公団西国副支社長の「藤井総裁の嘘と専横を暴く」内部告発記事です。更に翌、翌々月も内部有志による「国会答弁がおかしい」等の記事が連載されたのです。元総裁は文芸春秋を告発しその判決が昨日のニュースなのですが、裁判長は「この記事のような真剣な議論には言論をもって反論すべき」と述べ、表現が人身攻撃だとの元総裁側の主張についても、「多少の攻撃的表現が損害賠償の対象になると言論が萎縮し、民主政治が機能しなくなる」と退けたそうです。
 マスコミが民衆を洗脳しすぎると元総裁を養護する意見もありますが、テレビニュースなどで元総裁の振る舞いを見ている限りでは、非情にわかりやすい判決との思いがします。不当解任との訴えもしていますが、こちらの判決も楽しみです。

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ストレス

 人として生まれたからにはストレスからは逃れられません。人生後半戦半ば、そろそろあきらめの私でさえもストレスで眠れない時もあります。「何も考えず頭を真っ白にすればいい」といわれるのですが、今度は「何も考えない、何も考えない」と考えてしまいます。
 そんな折、私の好きな番組の一つ、「世界一受けたい授業」で、吉野槙一先生が「泣くことで脳内がリセットされ、ストレスが解消できる」と、私にとっては思いもつかぬ授業でした。その後出演者は番組制作意図に合わせて泣かされたのですが、はたしてストレスは解消できたでしょうか。
 年齢と共に涙もろくはなってきましたが、大の男が号泣することなどまずありません。ストレスを解消するために悲しいビデオを見るのもつらいですが、泣くことで脳内がリセットされる研究は学会発表も可能な成果が出ているそうです。笑いも良いとされていることからも、何もかも忘れ一つのことに集中することがいいのかも知れません。そういえば一つのことに熱中することが無くなりました。飽きっぽくなったのもストレスを貯める要素かも知れません。

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ぶりっじばんざい

 答え(7月22日分)
 

  A T 4  
5
K Q J 9 5 2
Q 9 3
6 5 3 N K 7
J T 7 6 4
W E  
Q 9 8 3
3 A 7 6 4
K T 6 4 S 8 5 2
  Q J 9 8 2  
A K 2
T 8
A J 7
 

 パートナーからのダイヤは明らかにシングルトンリードですので、ダイヤを返せばラフをしてもう1トリック取れます。ところがスペードのKと合わせて3トリックは取ることができますが、コントラクトをダウンさせるにはもう1トリック必要です。その可能性としてはクラブしかなく、パートナーがウィナーKを持っているとすればEから二度クラブリードが必要です。ビッドからみてSのスペードは5枚ですから、パートナーは3枚の切り札を持っていますので、ダイヤラフを急ぐ必要はなく、逆にクラブリードは今しかありません。
 もしダイヤをリードしパートナーがラフをして、次のスペードリードでEの手に入ったとしても、クラブはAで取られその後切り札を狩られて、ダイヤでクラブのルーザーを捨てられてしまい、コントラクトのダウンは望めません。

防犯罪仕様

 お客様への商品の宅配は宅急便を使用しているため、勉強不足で郵便局の「EXPACK(エクスパック)500」(※1)なるものを全く知りませんでした。500円の厚紙ケースで、角2封筒が入る大きさ、厚さはA4のチラシで250枚程、重量は30kgまでで、無料で集荷もしてもらえるし、ポスト投函も可能。通常郵便物や小包郵便物と比較しても、重さによってお得ですしおおむね翌日に配達される利便性を持っています。
 ところがこれが新たな振り込め詐欺の現金受取の手段に利用されているとのニュースです。金融機関や郵便局の窓口でチェックされたり、口座開設時に本人確認で身元が割れたりする心配がない、現金書留のように被害者側に証拠となる控えが残らないなど、私書箱を転々と変えて受け取る犯人には好都合の手段の様です。
 思うに、非情に難しいことかも知れませんが、新たに利便性を備えた商品を発売する場合には、「これが犯罪に使用されないであろうか?」を重要チェック項目にするべきです。恐らく今までは玩具の銃のような直接的なもの以外にはこのような配慮はされてこなかったのではないでしょうか。

(※1) http://friend.mysquare.net/

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売れ筋商品

 学校が夏休みに入り、私共の店にも子供連れのお客さんがみえるようになりました。そんな状況の中で、一番の人気商品は地球儀です。えっ、素麺で作った地球儀!、って、そんなわけはないでしょう。Map Projections(※1)で紹介をされている4面体から32面体までの地球儀です。
 その内いくつかを、カレンダーの裏とかの厚紙にプリントアウトして作りお店に並べておくと、「ええ、これ何! 三角の地球や」なんて喜んでもらえます。「よかったらどうぞお持ちください」 「どう僕、自分で作ってみる?」と作る前の印刷した紙を差し上げます。
 素麺を造るよりこちらを作る方が儲かるかも知れません。いや只ですから儲かることはないですね。よかったら皆さんも夏休み、子供さんと一緒に作ってみてはいかがでしょう。

(※1) http://www.progonos.com/furuti/MapProj/Dither/ProjPoly/Foldout/

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つうかぎぞう

 私はオンラインゲームをやらないゲーマーですが、先日のオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」での内部通貨Zenyの偽造をゲーム運営会社の社員がやっていたというニュースには驚かされました。
この社員はRMTと呼ばれる換金を行なって1400万円の利益を得て、借金の返済と遊興費に当てたことが報道されています。
この会社はゲームの運営と管理においてかなりの悪評があり、運営体制が甘いと予てから言われていたようですが、本来不正を裁く立場であるはずのGM(Game Master)が不正に手を染めていた、なおかつ5ヶ月の間気がつかなかったという惨状です。例えるなら造幣局の職員が5ヶ月もの間気づかれずにお札を印刷して持って帰っていたということになります。
 59回もの不正アクセス、852回もの不正データ作成によって生み出されたを総額は6910億Zeny。手つかずで残っていたのは910億Zenyだったとのことで、差し引いた6000億Zenyが「使用」されたということになります。
売却益は1400万円というのは内部調査での供述で、一説には3000万円といわれています。裏相場で6000億Zenyは6000万円になるそうですから、換金手数料をさっぴいてももっと多いかもしれません。
 それだけの大金を不正入手した犯人ですが、順当に不正アクセス禁止法違反が成立したとしても、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金刑で済んでしまいます。「ならば俺もやろう」と考える人が出てきても,何ら不思議ではありません。
早急に法整備を進めるべきでしょう。

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全英オープンゴルフ

 今年の全英オープンゴルフはまたもやタイガーウッズでした。結果が判ってから録画したビデオを見るのはいささかつまらないのですが、それでも見るべきところはふんだんです。
 水辺の砂地と内陸とをリンクする英国独特のリンクス、今年はRoyal Liverpool。画で見るとさながら荒れ地の様、フェアウェイはうねりティーショットの落下位置とグリーン周りにはいずれも高い壁のバンカーが待ちかまえています。距離がやや短いとあってタイガーはドライバーを使わず、スプーンと2アイアンでのティーショット。当然距離が残り、同伴競技者より先にセカンドショットを打つ珍しい光景ばかりですが、ロングアイアンが正確で見事にグリーンをとらえてきます。
 見ている方としては豪快なドライバーショット、たまにミスをして曲げてしまったラフからのリカバリーショット、バンカーショットのドラマ等を期待するのですが、こうもバンカーを避けて堅実にスコアメイクをされると、味気なく感じなくもありません。
 下手な私などはラウンドで一度でも会心のドライバーショットがでればその日はそれで満足なのですが、次元の違う話です。でも選手の力量並びに用具の性能とコース設定がちぐはぐになってきていることで、ますますプロは飛ばないボールを使用しようという論議が盛んになることでしょう。

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ドライブレコーダー

 このブログでも取り上げたドライブレコーダーですが、国土交通省がタクシー業界について調べたところ、取り付けをしている会社では事故の発生比率が平均約2割下がり、事故抑止効果があることが裏付けられたといいます。全車に取り付けている会社では、人身事故が半減したとのことです。
 取り付けているタクシーはまだ16%ですが、会社では安全意識の向上や、事故処理の迅速性など、価格と対比して「期待以上」「期待通り」の反応が9割に達したそうで、関連組合は導入に向けての補助の検討に入っています。
 私が思うには、タクシーに限らず一般車、特に新車には取り付けを義務づけてはどうでしょう。どうしても価格がネックになるのですが、それに対しては今事故の検証等にかかる警察の手間と費用、あるいは保険会社が独自に行う調査費用、裁判沙汰になったときの費用など、節約される費用を補助に充てればと思うのですがいかがでしょう。数が増えれば当然コストも下がるでしょう。それに何より安全意識の向上で事故件数が減るのが最大のメリットと思うのですが。

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ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A T 4  
5
K Q J 9 5 2
Q 9 3
    N K 7
   
W E  
Q 9 8 3
    A 7 6 4
    S 8 5 2
       
   
   
   
 

1S Pass 2D Pass
2NT Pass 3S Pass
4S   All Pass


 ディフェンスの問題、あなたはEです。Sの4Sに対してパートナーはダイヤ3をリードしてきました。ダミーからはK、あなたはAで取ります。Sからは8が出ます。さて次のリードは何にしますか?