少し前の記事になりますが、ロイター 「RAWは禁止。JPEGのみ可」(※1)なる記事がありました。「現実」を反映した生の画像のみを受け付けるとの意味で、報道写真としては納得ですが、時には写真の加工も必要かな、と思ったりします。
例えば先日の橿原神宮(※2)の写真で何か違和感はないでしょうか。特に左列上から三つ目。「何か変」とお思いならば、あなたは日頃からよく写真をお撮りになる方でしょう。
開いたふすまのすぐ前に立ち、その目線での撮影ですから、そのままであればすぐ前のふすまの縦線は、レンズの収差で下がすぼまります(逆ハの字)。修正を加えていない一つ上の写真は被写体がカメラから遠いですが、それでもわずかにふすまがかしいでいるのがお判りでしょう。
ロイターのように厳格にならずとも、ネット上の写真は、「この写真、修正してる」なんて思いで見るのも、良いかもしれません。
(※1) http://gigazine.net/news/20151120-reuter-ban-raw-image/
(※2) http://miwaokina.blog26.fc2.com/blog-entry-3041.html