キーボードでPCを操作するのに欠かせないソフトですので、もう少し AutoHotKey の話を続けます。
以前IMEの辞書登録に該当するソフトtexter(※1)を紹介しましたが、AutoHotKey にかかればこんなことはお手のものです。例えば ahk ファイルに
::thx::Thank you.
と記しておけば、thx とタイプすれば Thank you. と出てきます(出てこない場合は、thx と打った後TABキーを押してください)。{Enter} を挟めば、複数行も設定できます。但し日本語は文字化けをしますので、クリップボードを介して次のように記入します。
:c*:arg::
Clipboard=いつもお世話になり`nありがとうございます
Send,^v
return
(ここで「`n」は改行です)
更に各ソフトに設けられているショートカットキーと組み合わせれば、各ソフト上での操作の効率化が図れます。例えば私はメールソフトにSylpheed(※2)を使っていますが、ahk ファイルに以下を書くと、
:c*:thr::
send, ^c
ClipWait
send, {LButton}
cusn=%Clipboard%
Clipboard=ご連絡ありがとうございます
ClipWait
send, ^r
sleep, 500
send, +{Tab}
send, ^v{Tab}
Clipboard=%cusn% 様`n`nいつもお世話になり、誠にありがとうございます。`nこの度はご連絡をいただき、ありがとうございます
send, ^v{return}
return
受け取ったメールの相手の名前をドラッグして(ここはマウスの方が早いようです)ハイライトした後 thr とキーを打つと、返信メールが立ち上がりタイトルに「ご連絡ありがとうございます」、本文の先頭に「○○様 いつもお世話・・・」と常時使う返信の挨拶が記入されます。
これは極一例です。工夫してキーボード入力で効率を高めましょう。
(※1) http://5am.jp/lifehack/texter/#download
(※2) http://sylpheed.sraoss.jp/ja/