電子書籍

 電子書籍化の波はどんどん広がっています。村上龍氏が電子書籍の新会社を立ち上げたニュースはテレビでも取り上げられるほどです。
 そんな折り、PCやビジネス関連の雑誌を発行している出版社がそれらの雑誌を電子化して販売するとのニュースを目にしました。定期購読者はバックナンバーを無料で読めるというので、早速サイトをのぞいてみます。
 例によって雑誌をスキャンし画像化している紙面です。拡大縮小は自由に効きますが、私の視力で読めるまで拡大すると、読むことは読めるのですが画素数が少なく文字がつぶれています。「これを有料で配信するのか」とは私の率直な疑問です。
 電子書籍といっても単にデジタル化すれば済む話ではなく、品質そのものが問われるのは間違いありません。専門技術は解りませんが、印刷する前の原盤フィルムから取るなどの電子書籍に特化した技術開発の上に立った品質と、それに動画や音楽などデジタル化ならではの要素を加味したものができてこそ、電子書籍と呼べることでしょう。

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